こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事では、転職検討中(または転職活動中)の看護師に向けて「志望動機の書き方と11の例文集」をお届け致します。
【志望動機の書き方】5つのポイント
- ポジティブであること
- 長期的なキャリアに結び付けること
- 実務経験をアピールすること
- 応募先の魅力を伝えること
- 長く働きたい意思表示をすること
1. ポジティブであること
志望動機の書き方1つ目のポイントは、ポジティブな動機であることです。
キャリアアップやスキルアップなどのポジティブ(+)な動機もあれば、人間関係の悪化や業績不振などのネガティブ(−)な動機もあると思います。
ただし、履歴書に記入するのは、必ずポジティブ(+)な動機にしましょう。
2. 長期的なキャリアに結び付けること
志望動機の書き方2つ目のポイントは、自身の長期的なキャリアに結び付けることです。
仕事と育児を両立させるために夜勤がない職場環境で働きたい、認定看護師になるために多くの臨床経験を積みたいなど、どのようなキャリアビジョンを持っているのか、そのためにどんな働き方を望んでいるのかを伝えましょう。
3. 実務経験をアピールすること
志望動機の書き方3つ目のポイントは、これまでの実務経験が生かせることをアピールすることです。
応募先から求められる経験やスキルを把握し、これまでの実務経験が生かせるかじっくり考えてみましょう。
自分では生かせそうにないと思えても、他の人からは生かせると思えることもあります。同僚などからもフィードバックをもらうといいですよ。
同じ診療科や専門性の転職先へ応募する際は、これまでの経験を生かしてスキルアップしたいという動機がテッパンです。
4. 応募先の魅力を伝えること
志望動機の書き方4つ目のポイントは、応募先の魅力を伝えることです。
育児との両立を目指しているため夜勤がない点に大きな魅力を感じた、認定看護師を目指しているためより専門的な臨床に携われる点に惹かれたなど、応募先のどんな点が決め手になったのかを伝えることで、そこで働きたいという強い気持ちをアピールすることができます。
5. 長く働きたい意思表示をすること
志望動機の書き方5つ目のポイントは、長く働きたい意思表示をすることです。
どんな職場でも、すぐに辞める人より長く勤めてくれる人を採用したいものです。
自身のライフステージにおいて働きやすい職場であることをアピールすれば、長く働いてくれるだろうと思ってもらえるでしょう。
【看護師転職】志望動機の例文11選
これからご紹介する例文を参考にし、自分の言葉にアレンジして表現するといいですよ。
まずは自分の状況に合ったタイプの例文を確認してみて下さい。
例文1「初めて転職する方向け」
初めて就職した職場では、大きなやりがいを感じながらナースとして基本的な知識やスキルを身につけることができました。
これからもスキルアップや自己成長の努力を怠らず看護の仕事に従事していきたいと強く感じています。
職場を変えてチャレンジすることによって、幅広い看護のスキルや経験が身につけられると考えております。
例文2「ブランクがある方向け」
内科で4年間働いてきました。当時から精神科の分野で知識やスキルを身につけたいという気持ちがありました。
育児によって3年間のブランク期間がありましたが、その期間により気持ちが強くなり、自分なりに勉強をしたりセミナーや研修にも参加しました。
仕事への復帰というこのタイミングを好機と考え、思い切って以前からの夢だった精神科へ挑戦してみようと思いました。
【参考になる記事】
【看護師の再就職】ブランク3年の子持ちでも大丈夫?
例文3「転職回数が多い方向け」
これまで内科、整形外科、一般外科と異なる診療科目や専門的な臨床経験をし、幅広い経験とスキルを身につけることができました。
様々な領域で培った経験やスキルは、柔軟性や適応力にもつながる自身にとっての強みだと考えております。
これからも、地域社会に広く貢献できる人財になりたいです。
看護師のお仕事は、他の職種と比べると平均的な転職回数は多めです。
回数が多くてもスキルアップやキャリアアップなど正当な理由を示せば、マイナスの印象を持たれてしまうリスクは回避できます。
【参考になる記事】
【転職回数が多い人の面接対策】転職理由を自己PRに変えて優秀であることをアピールする!
例文4「スキルアップ・キャリアアップしたい方向け」
将来は災害や救急の現場で活躍できる人財になりたいです。
これまで外科において様々な勉強をしてきました。
今後はさらに専門性を高めて救急医療分野での経験を身につけたいと考えています。
そして、患者様や地域で暮らす人々の役に立ちたいと考えています。
【参考になる記事】
看護師として将来のビジョンが描けない。今の病院で仕事を続けるか、転職するか。
例文5「看護師資格はあるが未経験の方向け」
母親が看護師だったこともあり、子供の頃から母の活躍する姿を見て、私もケガや病気で困っている人を助けたいと思うようになり、看護師資格を取得しました。
その後はライフステージの変化に伴い一般企業に勤めたものの、看護師として働きたい気持ちは変わらず、より強くなっていきました。
30歳という節目のタイミングで自分のキャリアを見直し、改めて看護スキルを身につけて困っている人の力になりたいと考えています。
例文6「国立病院に転職したい方向け」
これまでは病棟勤務のナースとして、多忙な職場で多くの臨床現場を経験してきました。
培ってきた経験やスキルを生かして、これからも看護師として働き続けたいと考えています。
今後はライフステージの変化とバランスを取りながら、長くずっと働ける職場で貢献していきたいと思い貴院への入職を志望いたしました。
例文7「公立病院に転職したい方向け」
仕事と家庭を両立しつつも看護スタッフとしての経験値とスキルを高め、地域社会にしっかり貢献したいと考えています。
両親が近くにいてサポートしてくれる環境でもあるため、ライフステージが変わっても長く働き続けたいと考えています。
例文8「大学病院に転職したい方向け」
私は専門看護師(高度実践看護師)を目指しています。
これまで培った経験やスキルに満足することなく、今後はより専門性の高いレベルでスキルを身につけたいと考え、貴院を志望いたしました。
多くの臨床を経験することで、これからの医療に対して、看護のプロフェッショナルとしての立場から貢献したいと考えています。
例文9「一般病院に転職したい方向け」
地域で暮らす人たちが安心して気軽に足を運べるような病院づくりのお手伝いをするとともに、地域で暮らすひとつひとつの家族に寄り添えるような看護を提供したいと考えています。
そして、患者様と家族にとってベストな医療を提供するために、ナースという立場で貢献したいです。
例文10「特定機能病院に転職したい方向け」
これまで一般外科や整形外科などの経験があり、多くの臨床を経験してきました。
今後は、より専門性が高い臨床を間近で勉強したいと考え、貴院を志望いたしました。
将来は専門看護も視野に入れながら、スキルやキャリアを高め続け、同時に地域社会へ貢献したいと考えています。
例文11「地域医療支援病院に転職したい方向け」
これまで小規模なクリニックや中規模の病院で働いてきました。
より規模の大きな貴院で働くことで、多くのナースと共に働きながら、幅広い経験を積んでスキルアップをしたいと考えています。
地域社会に貢献するとともに、ナース同士で良い刺激を与え合いながら共に成長していきたいです。
【まとめ】看護師の転職は履歴書で決まる!
- ポジティブであること
- 長期的なキャリアに結び付けること
- 実務経験をアピールすること
- 応募先の魅力を伝えること
- 長く働きたい意思表示をすること
そして、志望動機は「どのような職場で、どのように働き、どのような貢献がしたいか」という軸を決めて、11の例文を参考に自分流にアレンジしてみて下さい。
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