こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のような悩みや疑問にお答えする内容となっています。
退職や転職の理由を聞かれたら、どう答えるのが正解?
志望動機の考え方や伝え方がわからない…
残業や休日出勤の対応について聞かれたら、何て答えればいいの?
「何か質問はありますか?」と逆質問されたら、どこまで質問していいのか教えて欲しい
転職を考えているので参考になるノウハウを得たい
転職時の面接で面接官から何を聞かれるのか不安に思う人も多いのではないでしょうか。
この機会に、転職で聞かれることが多い質問事例をチェックし、さらに「良い回答例」と「悪い回答例」もご紹介しますので、ぜひ転職面接対策にお役立て下さい。
はじめに大切なことを1点お伝えしておきます。
自力で転職して1ヶ月もしないうちに「思っていた職場と違った、辞めたい…」と後悔する人が増えています。
プロの支援を受け、事前に応募先の実態(求人票やホームページなどからは絶対に収集できない内部情報)を把握することが肝心です。
これから転職活動を始めようと考えている方は、【無料】転職サポートおすすめ一覧をチェックして自分に合ったサービスの利用も検討してみて下さい。
退職理由や転職理由は前向きに伝える
まず転職面接で必ず聞かれるのは、転職理由や退職理由です。
本音を言えば、労働環境の悪さや人間関係、給与の低さなどが理由であることも多いと思います。
しかし、本音をそのまま面接で伝えるのは得策ではありません。なぜなら、「また同じ理由で簡単に辞めてしまうのではないか」と思われてしまうためです。
転職や退職の理由については“可能な限り前向きな理由”を伝え、応募企業へ自己PRするチャンスの場に変えていきましょう。
悪い回答例
前職には5年間も在籍していましたがその間一度も給与が上がらずやる気が失われました。
このままでは自分も成長できないと感じ転職するに至りました。
良い回答例
前職には5年間勤務していましたが、一度も昇給する機会がありませんでした。結果を出している先輩方でさえ昇給がない状況でしたので、やりがいを感じ難くなっていました。
より意欲的に仕事に取り組むために転職を考え活動していたところ、御社では成果をしっかりと評価してくださることを知りました。
御社であれば、3年に渡る小中規模プロジェクトのリーダー経験を活かし、大きな規模のプロジェクトマネジャーを目指しながら、日々やりがいを持って仕事に取り組み、成長していけると考えています。
志望動機で自分をアピールする
同じ業種や職種で求人を出している企業がたくさんある中、なぜ自社を選び応募してきたのか。その本心を探るために、採用担当者は応募者の志望動機を入念に確認します。
「営業の仕事がしたかったから」「販売の仕事に興味を持ったから」など主観的な話をしても採用担当者の心は掴めません。
その企業でなければならない筋の通った理由を伝えることが大切です。
さらに、自分のスキルが活かせることを論理的に伝え、「即戦力が期待できる」と思ってもらえるような自己アピールをしましょう!
悪い回答例
私はファッションが好きで販売の仕事に興味があります。
御社の商品のかわいい部分や魅力的な部分をアピールできるよう頑張ります。
お店なら閉店時間も決まっているので、決まった時間に仕事が終わるかなと思ったのも志望理由の一つです。
良い回答例
私はファッションが好きで、アパレル業界で販売の仕事をすることが子どものころからの夢でした。
母親でもある私は、親子でコーディネイトを楽しめることや、家事や育児の面でも動きやすいファッションであることなど、御社のファッションアイテムの魅力をターゲット目線で伝えられると思っています。
また、前職で培った事務的スキルは店舗運営で役立つものと考えています。MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)の資格もあります。将来的にショップを任せてもらえる人材に成長できよう精一杯取り組んでいきます。
休日出勤や残業をしたくないはNG
企業によっては休日出勤や残業が必要になるケースもあるため、事前に「休日出勤や残業についてどう考えているのか、可能なのか」を質問されることがあります。
ただこの質問は、単純に休日出勤や残業の有無を知らせるものではなく、仕事に対する意欲やストレスがかかった場合の耐性について見極める質問でもあります。
休日出勤をしたくない、残業はできれば避けたいのは誰でも同じ考えです。それでもあえて採用担当者がこの質問をしてくる理由を考えてみましょう。
悪い回答例
良い回答例(1)
休日出勤や残業については極力ないほうが望ましいと思いますが、業務の状況などによっては必要な場合もあると理解しています。
時間内に仕事を終わらせるよう努力しても難しい場合には対応可能です。
良い回答例(2)
子どもが小学校低学年のため、休日出勤や残業はないほうが望ましいとは思っています。
ただ、やむを得ない場合は夫と協力して調整することを考えていますので、その都度ご相談させて頂ければと思います。
逆質問への答え方「聞きたいこと予め用意しておくべし」
面接の最後の段階で、面接官から「何か聞いておきたいことはありますか?」と逆質問されることも少なくありません。
聞きたいことはないと答えるより、何か一つでも聞きたいことを用意しておくとよいでしょう。
ただし、応募先企業のホームページを見ればわかることや、後ろ向きに感じられる質問は避けて下さい。
また、給与や休日など仕事以外の質問もやめましょう。(仕事自体に対する意欲が低いと受け取られやすいため)
「御社に入社後、自分が成長するために何が必要なのか。今の自分に足りないものは何か」という点などについて、自分なりの答えをお伝えしつつ、その答えが間違っていないかも含め、成長するために必要なことを聞いてみるのも一つの方法です。
いずれにしても、前向きな質問をするよう心がけましょう。