こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のような悩みや疑問にお答えする内容となっています。
フリーランスの働き方
独立系
まず一つが「独立系」です。企業などと契約を結ばず、自分で仕事を探して業務を行うタイプです。
特定の分野で知識や経験を積み、独立して自分への依頼を集め、成果物などを提供している人が該当します。例えば、イラストレーターや声優などで独立後、自分で価格を設定して、報酬をクライアントから貰っている人などもいます。
副業系
もう一つが「副業系」です。企業などとの雇用関係や、それに準ずる関係を持って業務を行うタイプです。
時給制の人もいれば、成果物ごとに単価が決められている人まで様々です。本業を別にしていたり、育児や介護などで働きに出られない人がお小遣い程度や扶養内で稼くケースなどが該当します。
例えば、企業などから依頼を受けて記事を作成するライターや、出品代行など、業務委託のような形で契約している場合が多いです。
キャリア相談窓口 狭くなっていた視野が、広がる。 さらに詳しく> ご予約> ぴよお こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。 本記事は、次のようなお悩みを抱えている方の役に立つ内容[…]
フリーランスの業務タイプ
- 納期や成果物が明確に指定にされており、依頼ごとに単価が設定してある案件を「タスク」。
- 制作期間が比較的長く、完成形もこれというものが詳しく定まっていない案件が多い「プロジェクト」。
- 納期や完成形が定まっていない案件が多いのが「ミッション」で、人材開発や営業支援などの仕事が該当します。
タスクは「副業系」に多く、プロジェクトとミッションは「独立系」に多いのが特徴です。
女性向けフリーランスの仕事
フリーランスで取り組める仕事は増えていますが、その中でも“より女性向け”と言われているのが、「ライター、Webデザイナー、アフェリエイター、グラフィックデザイナー」などです。
ライター
特に、ライターを副業にしている女性は近年増加傾向にあります。
女性でしか経験できない妊娠や出産などについての記事は、男性でも書けないわけではありませんが、経験した女性のほうがより、クライアントも依頼しやすいですよね。
マニュアルを完備し、校正さんを別に雇っている企業もあります。初心者でも働きながらライターとしての腕前を磨くことができるのはメリットです。場数を踏んでスキルとスピードが向上してくると、月間で何十万円と稼ぐ女性ライターも少なくありません。
また、ライターをしながら、あるいは、ライターとしての経験を積んだ後に、自分でブログを開設し、記事を執筆・公開しながらアフィリエイトや広告収入を得る女性も増えています。
Webデザイナー
Webデザイナーも女性が取り組みやすい仕事です。
例えば、ショッピング。男性は見た目よりも機能や性能を重視して購入する人が比較的多いですが、女性は見た目も含めて検討する人が多い傾向にあります。
そのため、どういったデザインのほうがウケるのか、女性の視点やセンスに期待が集まっているようです。
独学でも仕事をしながら覚えたり、未経験からWebデザイナーを目指せるスクールに通って本格的にスキルを身につけることも可能なので、興味のある方はぜひチャレンジしてみて下さい。
女性がフリーランスになるメリット
女性がフリーランスで働く大きなメリットは、時間に縛られないことです。
子育て中の女性Aさんは、子供が寝ている間の数十分間程度でこなせる仕事をコツコツ実践し、月に数万円を稼いでいます。
また、平日の10時から16時までアルバイトで働くBさんは、毎日の帰宅後2時間ほどをライターの仕事に当てて月のお小遣いを稼いでいます。いわゆる、フリーランスとアルバイトを掛け持ちする働き方を無理なく続けています。
彼女たちのように、隙間時間を有効活用してお金を稼げるのはメリットですよね。
もう一つ、女性がフリーランスで働く大きなメリットとしてあげるなら、仕事を選べる点でしょう。
雇われている場合は、自分が苦手な仕事、あるいは好きでない仕事を任されることもあります。
しかし、フリーランスは自分に適した仕事を自ら選択することができるため、雇われている場合と比べてストレスが少なく、より自分に合った働き方をすることができるのです。
キャリア相談窓口 狭くなっていた視野が、広がる。 さらに詳しく> ご予約> ぴよお こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。 本記事を読み終えると、『今、多くの女性が求めている理想[…]
女性がフリーランスになるデメリット
雇用されている場合、出勤すれば最低限時給などが発生し、たとえすることがなく暇であっても給料は出ます。
16時頃に時計を確認して「早く終わらないかなぁ。早く帰りたいなぁ」と、時間が過ぎゆくのを待つサラリーマンにも、給料は支払われます。
しかし、フリーランスは仕事をこなさないと報酬はもらえません。仕事がなければ収入はゼロ。暇という状況は死活問題です。
低単価や依頼数が少ない案件もある
フリーランスの案件には「無資格者・未経験者OK、どんな人でも歓迎」のものがあります。
しかし、単価が低かったり、依頼数が極端に少なかったりする仕事が含んでいる場合もあるので注意が必要です。
また、未経験者にはレクチャーが必要なため、レクチャー料を考慮して報酬が通常の1割しかない、という案件も少なくありません。
そのため、安定した収入を得るのに数ヶ月間程度かかることもあり、その数ヶ月間で稼ぎが無いからと挫折してしまう人もいます。
一人で仕事をするケースが多い
コミュニケーションが減ることもデメリットと言えます。
同じ職場内に自分と似たような状況の同僚がいると、色々な意見交換ができて助けになるものです。誰かに話しを聞いてもらうことで気持ちが軽くなることも多いですよね。
一方、フリーランスになると一人で仕事をすることが多くなるため、そういったコミュニケーションの場は失われてしまいます。
困ったり悩んだりした時にすぐ話せる相手が近くにいないという状況は、特に女性にはデメリットになりやすいでしょう。
フリーランスになる前にするべき準備
自分を高めることだけに専念できる環境づくり
独身の女性は、数カ月間(3〜6ヶ月間程度)は無収入でも生活ができるよう生活費を確保しておいて下さい。
既婚の女性は、夫の給料だけでも生活していけるのかを検証して下さい。
フリーランスになれば自由が手に入ります。しかし、道のりは決して平坦ではありません。特に最初のうちは険しいです。その険しさを乗り越えるためにも、事前にできる準備はしておきましょう。
軌道に乗るまでは、お金の心配から離れられる状況をつくり、自分の能力やスキルを磨くことに専念することが大事です。
開業届と青色申告承認申請書の提出も
税金などを考慮し、開業届と青色申告承認申請書を税務署に提出することも重要です。
忘れてしまうと、損をしたり、確定申告の際に大変な思いをする人もいますので早めに済ませて下さい。
開業届を出せばフリーランスでも子供を保育園に預けることが可能になりますので、小さなお子さんがいる方は忘れないようにしましょう。