こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のようなお悩みを抱えた方に役立つ内容となっています。
起業に興味はあるけれど、自分にも起業ができそうだ、という気持ちになれない…
起業を成功させるための考え方や具体的な方法について知りたい
女性が起業して成功するために気をつけておくべきことを教えてほしい
【相談】起業するのが怖くてズルズル時間だけが経過…。そんな自分に終止符を打ちたい!
相談者:Aさん(37歳・女性)
かれこれ3年近く起業することを夢見ています。
「3年近く」ということからお察しいただけるとは思いますが、起業を決断することができずズルズル時間だけが経過している状況です。
資本金をいくら用意するか、オフィスの場所や予算はどうするか、いろいろ考えるほど怖くなりますし、起業する前からこんなんでは「自分は経営者に向いていないのではないか」と思えてきます。
もし起業してもすぐに廃業してしまうのではないかと不安で、そう思うと起業に踏み切れなくなってしまいます。
女性が起業して成功するには、何を気をつけたらいいのでしょうか。また、どのような方法で経営をスタートすると、成功しやすいのでしょうか。
やりたいことは決めています。ただ、それだけでは成功しないということもわかっているつもりです。ズルズルと起業を引き伸ばしている自分にそろそろ終止符を打ちたいので、何かアドバイスをいただければと思います。
「WELLCAREER lab.」からのアドバイス
3年近く起業を夢見てこられたということは、それだけ「頭の中で起業するメリットもデメリットも考え尽くしてこられた」のではないでしょうか。
そろそろ終止符を打ちたいというお気持ちは、焦りなのか、覚悟を決めないといけない特別なご事情があるのか、あるいは、いいかげんにしないといつまで経っても起業は無理という自分への憤りなのか。いずれにしても、Aさんが納得して前へ進める一助になれるようご回答させて頂きます。
本当の自分を仕事で表現するために起業する
一度は企業に勤め、様々な仕事を経験し、いろんな人と出会い、新しい価値観に触れ、やがて本当に自分がやりたいことを見つけていく。その先に起業を選ぶ女性も増えてきました。
もちろん、将来は地元で美容室を開きたいといったように、もともと明確な目的があって、まずはどこかで修行するプロセスを踏む女性もいます。
いずれにしても、本当の自分を仕事で表現するために起業というキャリア選択があるのかもしれません。
起業のメリットは人それぞれ
安定した会社の正社員としてベテランになり活躍し続ける道、あるいはスペシャリストとして仕事を極めていく道を選ぶ女性もいますが、子育てや介護などをしながら仕事を続けるような場合は、起業して自分の事業を持ったり、フリーランス(業務委託社員なども含む)として活動するほうが、時間をコントロールしやすくなるでしょう。
人が起業するという決断に至るまでには、それぞれにいろいろな経緯があるものです。冒頭でお伝えしたように、自分が本当にやりたいことを見つけて起業する人もいますが、人員整理やリストラなどで仕事を失ったり、組織で働くことが向いていないと気づいたり、やむを得ず起業を選ぶ人もいます。
また、やりたいことやビジネスに対する考え方が一致してご縁があった人と共同で事業を起こす人もいますし、古くからの先輩に誘われて嫌とは言えず新しい事業のお手伝いをする人もいます。それがきっかけで成功することもあるので人生はわかりません。
女性が起業して成功するには
人に必要とされ、喜ばれ、自分の心も満たされる。簡単そうに思えるかもしれませんが、決して簡単ではありません。しかし、起業する前にココをしっかり押さえておけるかどうかは極めて重要。起業の成否を分けると言っても過言ではありません。
起業するための具体的な方法はググれば簡単に見つけることが可能です。見ただけではどうしてもわからないという場合は、女性の起業をサポートしてくれる団体などもあるので利用してみて下さい。
起業して女性が活躍できる市場は多い
起業すること自体に男女差はありませんが、よくリサーチしていくと、起業でも女性が多い分野、女性の強みを活かしやすい職種もあることに気づけると思います。
例えば、ネットショップを開いて女性に特化した商品を販売したり、女性ならではのきめ細かさを売りに特技をレクチャーする方法もあります。リアルでなくてもオンラインで完結できるビジネスなので人気もあります。女性ならではのビジネスはたくさんあるのでリサーチしてみると面白いですよ。
スモールビジネスが主流に
「資本金をいくら用意するか、オフィスの場所や予算はどうするか、いろいろ考えるほど怖くなります」とおっしゃられていましたが、その考えをアップデートしてもいいかもしれません。今は、起業時にお金がなくてもPCやスマホさえあれば、資本金もオフィスも必要なく、自宅で気軽にスタートできるからです。
小さく始めるスモールビジネスが主流になりつつありますので、起業する不安や恐怖心も小さくできるはずですよ。いきなり法人設立しなくても、個人事業主から小さく始めればリスクは小さくて済みます。よほどビジネスが堅くない場合は、まずは個人で始めてみましょう。廃業の不安が拭えないうちは、いきなり法人化しないほうが賢明です。
起業で一番肝心なこと
起業で一番肝心なのは、自分のやりたいことが、人に必要とされ、人を喜ばせ、自分の心も満たしてくれるものかをはっきりさせることだと思います。応援しています!