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【女性の起業が難しいと言われる理由】どんな特徴があるの?課題は?

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ぴよお

こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。

本記事では、フリーランスや起業家を目指す女性に向けて、見過ごしやすい課題や注意点などについてお伝え致します。

近年、会社に勤めながら副業をする人や、会社を辞めてフリーランスで活動する人、起業家になる人などが増えてきています。

フリーランスや起業家は自分の好きなように働くことができるため魅力的に見えますが、女性の場合は気をつけるべきことがありますので早速チェックしていきましょう。

フリーランスと起業家の違い

フリーランスと起業家の違いを聞かれて、明確に答えられる人は少ないように思います。

フリーランスは、いわゆる個人事業主のことで、主に企業等と業務委託契約を結んで仕事を請け負っています。代表的な仕事には、プログラマーやWebデザイナーなどがあり、一人でコツコツ作業が遂行できる仕事はフリーランスに向いています。

一方、起業家は個人の会社、つまり法人(株式会社や一般社団法人など)を設立して事業を新しく始める人を指します。ネットやSNSの普及に伴って起業のハードルは徐々に下がっており、女性起業家も増えてきています。

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フリーランスや起業家になるメリットとデメリット

メリット

フリーランスや起業家になると、苦手な同僚や、嫌いな上司に悩むことは劇的に減ります。この人と一緒に仕事がしたいと思えばそうすればいいし、そうでなければしなければいい自由があります。

また、仕事も同じです。不得意な仕事を嫌々引き受けなければならないこともなく、自分の強みを活かして得意な仕事を主体的に選択することができます。仕事は楽しくなりますし、うまくいけばリターンが大きくなるのも事実です。

デメリット

その一方で、煩わしい規則や人間関係からは解放されますが、営業活動をはじめ、スケジュールや売上の管理、契約の手続きなど、全てを自分で行わなければなりません。

営業部門(提案、受注、契約)や管理部門(経理、総務、人事)といったように、会社にいれば分業だったため自分が関わる必要がなかったことも全て自分で行うようになるので、慣れるまでは戸惑うことのほうが多いと思います。

(¥)フリーランスの年収相場は?

年収の面でもボリュームゾーンは300〜400万円程度。独立すればリターンが大きくなると期待しすぎるのは賢明ではありません。

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脱サラして独立/起業するリスク

これまで私がキャリア相談を受けてきた女性の大半の悩みが、職場の人間関係でした。

フリーランスや起業家になれば、たしかに職場の人間関係からは解放されます。しかし、これまで当たり前のようにそこにあったサポートがなくなることも忘れてはいけません。

例えば、フリーランスの場合は、仕事に関わる全てを自分で管理しなければならないことや、収入が安定しづらいというリスクが常につきまとうことは認識しておくべきでしょう。

起業家の場合は、うまくいけば大成功できるかもしれません。ミリオネアも夢ではないでしょう。しかし、そのぶん重大な責任が発生します。従業員がいれば、その家族も含めて雇用を守る責任があります。まとまった大きな資金が必要になることも多く、借り入れをして負債を抱える必要に迫られることも珍しくありません。

いずれにしても、独立して自分らしく働きたいという熱い想いに加え、想定されるリスクも考慮し、その上でどうするかを冷静に判断することが大切だと思います。

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フリーランス女性は結婚した後が大変

ぴよお

フリーランスの大変さは男性でも女性でも同じことです。

しかし、女性であるがゆえに気をつけるべきことが2点あります。

1. ライフステージの変化

1つ目は、ライフステージの変化によって仕事に対応できなくなる可能性がある点です。

女性の場合、結婚や出産、育児など、様々なライフイベントが待ち構えています。会社員であれば、ライフイベントに合わせた休業制度を利用して仕事を一時休止し、イベントが終われば無事に職場復帰することが可能です。

しかし、フリーランスの場合はそうはいきません。自分以外の誰かに仕事を頼むことができないため、ライフイベントで自分の手が塞がってしまうと、必然的に仕事を休まなければならなくなります。

休んでいる間の収入はゼロになってしまいますし、イベント終了後は一から営業をして仕事を取りにいかなければならなくなります。

ライフイベントが勃発するたびに仕事が白紙に戻るのは避けたいですよね。フリーランスになる前に、子育てや介護の場合は利用できるサービスを探しておいたり、収入面で安定させるために貯蓄や保険の見直しをしておくといいでしょう。

2. 扶養控除の壁

2つ目は、扶養控除の壁があるという点です。

2点目に関しては既婚者のみに該当することですが、夫の扶養に入っている場合は、年収150万円を超えてしまうと受けられる所得控除が減ってしまったり、年収201.6万円を超えてしまうと受けることができなくなるため、税金を多く支払わなければならなくなります。

2018年まで配偶者控除は「103万円の壁」と言われていて、年収103万円を超えて働いた場合、控除額が満額(38万円)から徐々に減ってしまうシステムでした。

しかし、2018年の法改正によって、年収150万円までは控除額が満額(38万円)となったため、以前の103万円の壁は改められ「150万円の壁」となっています。

余談ですが、年収103万円以下に適用されるのは「配偶者控除」、年収103万円超150万円以下に適用されるのは「配偶者特別控除」となります。(※詳しくは、国税庁のホームページを参照下さい)

既婚者の場合は年収150万円を超えないようにするか、あるいは扶養を離れて経済的に自立してしまうか、自分のライフスタイルに合わせて選択する必要があります。

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【まとめ】独立の心構えと事前準備

フリーランスや起業家になるメリットとデメリット、リターンとリスクについては、本記事の内容を参考にして改めて肝に銘じておきましょう。

仕事を自分の裁量で進めることができるのは、独立した人のみが味わえる仕事の楽しさ・醍醐味だと思います。

女性がフリーで働く場合、ライフイベントの発生や扶養控除などが仕事にダメージを与えることも十分あり得ます。

利用できる支援サービスを探したり、貯蓄や保険のプランを見直したり、万が一に備えてから独立するよう努めて下さい。応援しています!

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