こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事を読み終えると、『今、多くの女性が求めている理想の働き方』がわかります!
本記事で表現する「自由度」は、「時間の融通が利く」「仕事の裁量権がある」などを指します。
自由度が高ければ高いほど“やりがい”を感じることができたり、仕事が楽しくなり“継続”にもつながりますよね。
今回は、自由度の高い仕事と低い仕事について解説しつつ、多くの女性が求めている理想の働き方に迫っていきます。
あなたが理想とする未来の働き方を考えるヒントになれば嬉しいです!
女性が仕事に求める自由とは?
働く女性500人にアンケート!「会社での働き方、何が不満?」
全国の企業などで働く女性500人に実施されたアンケート調査結果によると、「会社勤務での働き方にどんな不満がありますか?」という質問で最も多かった回答、第1位は「やりたい仕事を自分で選べないこと」でした。
与えられた仕事をする受け身の毎日で、仕事の采配を自由に行えないことが不満で自由度が低いと感じています。
第2位は常に上位にランクインし続けている「人間関係」。
自分の考えや意見を主張できない、上司には絶対に逆らえないなど、風通しの悪さが自由度の低さにつながっています。
相手の顔色を伺って言葉を選ぶ毎日だったり、自分を抑圧している人も多く、気持ちよく働くことができないという声もありました。
第3位には「休みが取りづらい」が入り、有給休暇などが希望する日に取れないことに自由度の低さを感じています。
やむを得ない事情で急なお休みを申請する時でも快く受け入れてもらえない社風に不満を感じるという意見もありました。不満というか怒りというか…。
子どものために時短申請や早退などができないことを不満に思っている女性は多く、「子育てしにくい」が第4位にランクインしています。
キャリア相談窓口 狭くなっていた視野が、広がる。 さらに詳しく> ご予約> ぴよお こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。 本記事は、次のような悩みや疑問にお答えする内容となって[…]
「通勤時間が無い、あるいは短ければ、もっと有意義に時間が使えるのに…。毎朝のストレス(急いで朝食を作って慌ただしく食べる、ゆっくりコーヒーも飲めない、子供の世話や保育園・幼稚園への送迎、旦那さんや自分のお弁当づくり、食器洗いや洗濯など、とにかく時間がない!)も減るのに…」という不満が散見されます。
多くの女性は、体力がないと続けられない仕事にどこか不自由さを感じています。
年齢を重ねて体力の衰えを実感すると共に不安も大きくなる傾向があります。
「残業=頑張ってる」という古い考え方は消滅しつつあり、社会全体的に残業は減少傾向にありますが、それでも一人当たりの業務量が増えて残業せざるを得ない状況に追い込まれている人もまだ一定数います。
残業によりプライベートの時間が削られてしまうことに自由度が低いと感じる女性はいまだに多いですね。
キャリア相談窓口 狭くなっていた視野が、広がる。 さらに詳しく> ご予約> ぴよお こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。 働き方改革も進み、年々残業時間が減っている企業も多いで[…]
- やりたい仕事を自分で選べない
- 人間関係
- 休みが取りづらい
- 子育てしにくい
- 通勤時間が長いのでもったいない
- 体力仕事だから将来が不安
- 残業時間を短縮したい
- 仕事の裁量度が高いこと
- お互いを尊重し合う風通しの良い人間関係
- 休みが取得しやすい、プライベートの時間が確保できること
- ワークライフバランスを重視できること
- 20代の体力がなくても続けられること
「女性が仕事に求める自由」の定義を把握できたので、その定義に沿った上で、ここからは『自由度の高い仕事と低い仕事』を紹介していくピヨ♪
時間の自由度が高い仕事
事務職
「事務職」の約6割は女性。女性に人気が高い職種であることはもちろん、企業側も雇用の幅を広げています。
請求書の発行などでクライアントと事務的に関わることはありますが、営業職とは違って直接交渉事のやり取りをする機会はほとんどありません。
クライアントを訪問するような機会も少なく、業務は自社にいながら完結させることができます。在宅勤務・テレワーク可能な業務も多く、通勤時間のストレスがない場合もあります。
また、仕事のフローがおおむね決まっていてタイムマネジメントしやすいため、他の職種よりも定時で終了させやすく、残業も繁忙期以外はそれほど多くありません。
ただし事務と言っても種類はさまざま(一般事務、営業事務、経理事務、総務事務、人事事務、労務事務、法務事務、貿易事務、学校事務、大学事務、医療事務、介護事務など)。
営業アシスタントや総務、秘書などのサポート業務や受付などの窓口業務もあり、それぞれで異なる傾向がある点もご留意下さい。
とはいえ、専任の業務を行う事務職は全体的に時短勤務など時間の融通が利きやすいという特徴を持っています。
キャリア相談窓口 狭くなっていた視野が、広がる。 さらに詳しく> ご予約> ぴよお こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。 “働きやすさ”という観点でも事務職は優秀です。 […]
販売職
「販売員」がショップに立つ時間は百貨店やショッピングセンターなどの営業時間に限られるため、開店時間が遅くて閉店時間が早い場合は十分に自分の時間を持つことが可能です。
ただし、24時間営業などを掲げている営業時間が長いお店は注意が必要です。
また、少人数で店舗運営する場合は、一人あたりの労働時間が増える傾向もあるため、販売員は店舗の状況に左右されやすい特徴があります。
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その他
工場勤務
「工場勤務」では、手先をよく使ったり、立ち作業が多かったりと、事務職と比べると体力的な負担はあるかもしれませんが、昼勤と夜勤の2交代制できっちり週休二日制の工場が多いためそれほど残業はありません。(※但し、休日出勤がある場合はあります)
また、ロボット技術の進化により、ここ最近では『(小型で軽量の)着るロボット』を導入している工場も出てきました。
ロボットによるサポートのおかげで“重い荷物を運ぶ際に腰や膝などへの負担が大きく減らせる”ため、今まで女性には難しかった重労働業務も性別に関係なくできるようになるかもしれません。今後に期待ですね!
テレフォンオペレーター
「テレフォンオペレーター」も基本的には営業時間が決まっているため残業はあまりなく、休日出勤もほとんどありません。
また、コールセンターに出勤する場合もあれば、在宅勤務で対応できるケースもあります。
薬剤師
「薬剤師」は薬局や病院が開いている時間に仕事を行うためワークバランスが取りやすい職業です。
時間の自由度が低い仕事
特に情報通信業は何かトラブルが起こった場合はすぐに処理しなければならないため残業時間や休日出勤が多くなる傾向があります。
運輸業・郵便業は、通販業界の活性化でドライバーの負担が増えてきているのが問題となっています。
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裁量度が高い仕事
個人の裁量度が高い仕事として私が挙げるのは、「営業企画」や「広報」です。
営業企画
「営業企画」の仕事は新しい商品やサービスを企画したり、売り上げアップのためにマーケティングなどをする仕事です。
上司の指示で動く、というよりは、積極的にアイディアを出したり、興味深く市場を分析するなど、仕事に対して主体的に関わって会社の売り上げに貢献するため、チームを支えているというやりがいや達成感が大きい仕事でもあります。
“主体的に楽しく仕事できる”という点が自由度に良い影響をおよぼしているようです。
広報
「広報」は、社内外に自社のPRを行う仕事です。
自社や商品・サービスの認知度アップ、従業員向けの社内報の作成など、仕事内容は多岐にわたります。
やりがいがあり、仕事への采配の自由度が高いのも特徴となっています。
その他
裁量度が低い仕事
「工場勤務」と「テレフォンオペレーター」は、時間の自由度は高いが、裁量の自由度は低いという特徴があります。
『仕事にどんな自由を求めるか、時間か裁量か、自分に合った自由とは?』を考えることが大事です!
「工場勤務」や「テレフォンオペレーター」には、ほとんどの場合でマニュアルがあります。手順やルールが定められているため“個人の裁量権は基本ない”と考えておいたほうが賢明でしょう。
「工場勤務」での仕事内容はさまざまですが、例えばレーン作業の場合は、流れてくる商品をただ機械的に処理する作業がメインになるため、采配の自由度は低いと言えます。
「テレフォンオペレーター」も、アポイントを取りに発信する側ではなく、消費者からの受信がメインになる場合は、商品やサービスの詳細説明や質疑応答・クレーム対応などが多く、定められたルールに従って処理することがほとんどです。
今、女性が理想とする働き方は「フリーランス」
本記事でご紹介してきた通り、実際に自由度の高い仕事は多々ありますが、現代女性の多くは、勤務型ではなくフリーランスの働き方を望んでいます。
しかも!「フリーランスとして働きたい」と回答した人は、全体回答人数の44%超え。自由に仕事を選べて通勤する必要がなく、自分の好きな時間に仕事をするフリーランスは女性の理想の働き方のようです。
第3位「将来起業したい」の14%を合わせると、全体の58%以上の女性が会社に勤める以外の働き方に自由を求めていることがわかります。未来の働き方は“もっと自由に”なっていく予感です!
キャリア相談窓口 狭くなっていた視野が、広がる。 さらに詳しく> ご予約> ぴよお こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。 本記事では、在宅勤務やリモートワークの種類についてお伝[…]