こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のような悩みや疑問にお答えする内容となっています。
そもそも選択的週休3日制って何?
週休3日制のメリットとデメリットが知りたい
実際に週休3日制を利用している方のリアルな感想が聞きたい
選択的週休3日制とは?
この制度を導入するために法律の改正はなく、企業側と社員双方の同意のもとで運用・利用することができます。
既に導入済みの企業も多数あり、実際に週休3日制で働く社員は既に一定数いる状況となっています。
ただ、週休3日制で働く社員の給与に関する取り決めも企業によってさまざまで、出社日の労働時間を長くすることで、週休2日制と同額の給与を受け取れるケースなどもあります。
とはいえ、まだ始まったばかりの制度であるため、社員がこれまで以上に働きやすい職場環境を整えるという意味でも、企業側が社員の要望に耳を傾け、制度を導入するにあたっての条件などをきちんと定める必要がありそうです。
週休3日制を導入するメリット
企業のメリット
制度を導入することによる企業側のメリットはいくつか考えられますが、一番大きなメリットは人材不足の解消です。
企業が優秀な人材を確保するためにはさまざまな課題があります。福利厚生の充実や活躍できるフィールド・環境を整えるなどの好待遇が必要となるでしょう。
例えば、週休3日制を利用して優秀な人材を他社とシェアすれば、企業の負担を分散しつつ、より良い人材の確保が可能となります。社員の出社日数減少に伴う交通費や光熱費などの削減にもつながるでしょう。
社員のメリット
週休3日制は社員にとってもメリットがあります。
休日が増えることで自分に費やす時間を増やせるため、これまで以上に“知識のインプットやスキルアップに取り組む時間を確保できる”ようになります。
体力の向上や人脈を広げる活動など、さらなるキャリアアップのために社外の人とコミュニケーションを多くとることで、適度なリフレッシュと仕事への意欲向上につなげることもできるでしょう。
キャリア相談窓口 狭くなっていた視野が、広がる。 さらに詳しく> ご予約> ぴよお こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。 本記事は、次のようなお悩みを抱えている人に役立つ内容と[…]
週休3日制を導入するデメリット
企業のデメリット
週休3日制を導入する企業のデメリットは、社員の休日が増えることで、これまでと同等の業務がこなせないリスクがあるという点です。
日々社員が残業をして業務をこなすことが通常であった会社では、特に業務に支障がでる恐れがあります。業務を円滑にこなせなくなる場合には、新たな社員を増やすなどの対策を検討する必要も出てくるでしょう。
社員のデメリット
また、社員の出社日数が減ることで生じる社員同士のコミュニケーション不足も懸念されます。
仕事をするうえで人間関係はとても重要です。Skype /Zoomなどのオンラインや、チャットツールなどを工夫して活用し、会社にいる時よりも頻繁に連絡を取り合う姿勢が必要かもしれません。
そして何より「休みが増えることで給与が減る可能性もある」という点が一番のデメリットに感じる人は多いのではないでしょうか。
しかし、休みが増えると必然的に給与が減ると思い込んでしまう人は多いですが、休日が増えたことで業務が減るわけではありません。
週休3日制は、あくまでも企業側が社員に理解を得たうえで実施する制度になります。理不尽に給与を減らされないよう企業としっかり調整しましょう。
実際に週休3日制を利用する人の評判は?
Kさん(20代・女性・アパレル業界)
アパレル業界で働く20代の女性は、以前から興味のあった英語の勉強を本格的に取り組みたいと考え、会社に申請して週休3日制を利用し始めたそうです。
独学で学んでいた英語のさらなるスキルアップのために英会話スクールへの通学を決意し、準備を終えて通い始めています。
「休日を1日多く取ることで心に余裕が生まれ一歩踏み出す気持ちになれた」と言います。また、オンとオフのメリハリが以前よりもついたことで趣味の時間も充実しているそうです。
彼女のように、休日を利用して自身のスキルアップを目指す人が増えることは企業にとってのメリットでもあります。
アパレル業界は基本的に立ち仕事が多いため、休日が増えたことで蓄積された疲労を回復するための時間を十分に取れることが嬉しいとの声もありました。
公式サイト
クリーデンス
週休3日制をうまく活用するためには
この結果は、フレックスタイム制の導入「約41パーセント」や、在宅勤務・テレワークの導入「約29パーセント」を抜いて1位の数値となっています(2021年現在)。
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副業を許可する企業も増加中
週休3日制を導入している会社では副業を許可するところも増えています。ダブルワークが可能になることで、多彩な分野で才能を開花する人も出てくるでしょう。
やりたいことが複数ある人が週休3日制を導入している会社を選ぶことで、自分のやりたいことを1つに絞ることなく、さまざまな分野にチャレンジする機会を得られます。
その中で自分の得意とすることを見つけ、さらなる会社への貢献と社会に役立つ人材を育てることに繋がる未来を構築できるかもしれません。
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週休2日の取得もままならないブラックな企業に勤めている方は、この機会に改めて自分の働き方や生き方を再点検してみて下さい。
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