こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のような悩みや疑問にお答えする内容となっています。
女性のストレス値が低い&高い業界・職業・職種は?
現代女性はどんなことにストレスを感じているの?
ストレスを溜めやすい女性の特徴を知っておきたい
転職してストレスの少ない仕事に就きたいので参考になる情報が欲しい
データで見る!女性が抱えるストレスの実態
全国の20代〜50代の働く女性に実施されたストレスについてのアンケート調査では、「現在ストレスを抱えていますか」という質問に対して、9割の女性が「抱えている」と回答しました。
「どんな時にストレスを感じますか」の質問では、44%の女性が「人間関係」、40%が「仕事関係」、9%が「体の疲れ」、3%が「通勤時間の混雑や長さ」という結果になりました。
仕事に関わるストレスが大半
仕事関係で40%となっていますが、「9%の体の疲れ」や「3%の通勤時間の混雑や長さ」についても、仕事に関連するものが多分に含まれていることは想像に難くありません。
これらも値に含めると、実に52%もの女性が「仕事に関連するストレスを感じている」ことになります。
トップを占める44%の人間関係という回答にも、職場の人間関係が多分に含まれていると思われるため、仕事関係でストレスを抱えている女性は最大で9割を超えてくる、あるいは「ほぼみんな」の可能性も十分に考えられます。
ストレスの蓄積は危険
また、「ストレスは解消できていますか」の質問には38%の女性が「できていない」と回答しており、仕事で蓄積されたストレスを解消できずにいる女性が少なくないこともわかります。
ストレスが解消されずに蓄積されっぱなしの状態が続くと心身を壊しかねません。そうなる可能性を秘めた女性が実に4割近くいるのが実態です。
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女性が仕事で感じるストレスの正体
さて、ここからは実際に女性がストレスを感じている仕事内容にどんなものがあるのかチェックしていきましょう。
ある女性向け求人サイトが実施したアンケートでは、1番多かったのが「上司とのやり取り」や「給料の低さ」で同率でした。
上司とのやり取りについては、「上司が自分の意見を曲げない」「言っていることに一貫性がない」「気分によって当たりが強くなる」など、上司の言動に対して強いストレスを抱えていることがわかります。
私がキャリア相談を受けた女性の中にも、「上司に振り回される、気分で評価される、上司に自分の意見が通らない…。がんばってる自分がバカみたい」と嘆く女性は結構いました。
今、上司のために頑張る!という気持ちで仕事をしている女性は少ないです。それだけ上司の質も低下しているのでしょう。
給料の低さについては、「求められるレベルは高くなるのに給料は一向に上がらない」「雇用形態が違うだけで仕事量と業務レベル
は同じなのに正社員よりも給料が少ない」など、給料が割に合わないことがストレスになっています。
多くの女性が同僚や部下との人間関係にストレスを感じており、「妬みや僻みでうわさ話を流されるのが苦痛」「褒める・同調するなどの女性同士のやり取りが疲れる」「コミュニケーションが一方的になっている」などの理由も目立ちました。
特に接客業や窓口対応などでは「クレーム対応が疲れる」など職種特有のストレスもあります。
女性のストレス値が低い業界・職業・職種
就職や転職をするなら、ストレスフルな仕事を避けたいと考える女性も多いのではないでしょうか。
第一位「医療関係者」
女性のストレス値が低い1位に医療関係者(医師・看護師など)とは意外ですよね。
医療関係者といえば、夜勤・当直もあり、人間の命と真剣に向き合うために負担が大きくストレスフルな印象があります。
しかし実際はストレスオフ数が高く、仕事の内容にやりがいを感じている人も多いようで、私たちが想像するほどストレスフルではない結果に。
強い使命感を持って仕事に臨む女性が多く、自分自身の適職であると自覚している女性も少なくありません。つくづく思っていることですが、本当に頭が下がります。
第二位「会社役員」
続いて、会社役員のストレス値がそれほど大きくない結果となったのは、自身の仕事の裁量の幅が大きく、出勤日数や出勤時間、仕事量などの自由度が高いことも理由となっています。
第三位「会計士、税理士、社労士」
会計士、税理士、社労士などの専門家は、顧客に寄り添い、時には大企業などの大きなフィールドでも活躍することができます。
専門性が高く独占業務という強みがあるため、経済的な面も含めて将来に対する安心感があるようです。独立したばかりのケースはストレスフルかもしれませんが…。
いずれにしても、やりがいや向上心を持てる職種であることがストレス値を小さくしていると思われます。
また、医師や会社役員、士業など専門家に共通することは、社会的なステータスがあり、収入も高いことでしょう。自らの地位への満足感も理由の1つかもしれませんね。
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女性のストレス値が低い業界・職業・職種に共通しているのは?
TOP3には入りませんでしたが、保育士、農業・林業・漁業従事者、教員などのストレス値もそれほど大きくない結果でした。
これらの結果も合わせて考えると、専門性に加え、その資格がないとできない仕事や、日本の文化を支えて自然の中で体を動かす仕事、誰かを学び育てる仕事は、自らの存在意義を得やすいためストレス値も低い結果となっているようです。
ストレスが少ない仕事や職場環境を自力で探すのは“かなり難しい”です。
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女性のストレス値が高い業界・職業・職種
第1位「交通機関(電車・バス・タクシーなど)の運転手」
女性のストレスが高い職種の第4位が「記者」、第5位が「警察官」など、男性社会と言われる業界がランクインしていることからも推察できるのではないでしょうか。
そしてストレスが高い職種の第2位は「キャバクラ」、第3位は「客室乗務員」とコミュニケーション能力が高く求められるものが上位に入っています。
ストレスが溜まりがちな女性の行動と心理傾向
仕事が忙しい時は自分の健康を気にしている場合ではないため、いつの間にかストレスが蓄積されてしまい、暴飲暴食や過度なショッピングなど、不適切なストレス解消法に走りやすくなります。
最悪の場合、心身を壊してしまい働けなくなってしまう可能性もありますので、日頃から自分の心と体の状態について目を向けておきましょう。
ストレスが溜まりがちな女性の日頃の行動や心理には傾向があります。
それはずばり!我慢し過ぎることです。
みんなも同じ条件で働いているのだから自分だけラクすることはできないと残業だらけの毎日を受け入れたり、理不尽なことがあるのは当たり前だと不満を飲み込んだり。
知らぬ間に蓄積されたストレスを発散するためには、美味しいご飯を食べ、お風呂に浸かって体の芯を温め、十分な時間深く眠り、心を許せる親しい人と過ごし、適度な運動でリフレッシュすることが必要です。
それでもストレスが溜まるなら転職を考えて下さい。仕事のストレスが解消しきれず蓄積される一方である場合、そのまま今の仕事を続けていても心身を壊す未来が待っているだけです。自分の身は自分で守ることも立派な仕事であると心得ましょう!
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