20代の転職はリスクよりメリットのほうが断然大きい！冷静にキャリアプランを考えれば大丈夫。

20代前半は、まず冷静に現状を把握せよ

転職を検討しているあなたが今20代前半であるなら、もう一度自分に問いかけてみて下さい。

「今の会社で自分にできることは本当にないのか」…と。

学生を卒業後、社会人として働いて3年程度（年齢で言えば25歳程度）までは第二新卒と呼ばれています。

すでに社会人としての基本を学び、かつ特定の企業カルチャーに染まりきっていない第二新卒を「教育のしやすさ」や「若手社員の強化」などの目的で積極採用する企業が増えています。

しかし、第二新卒者の大半は、新卒入社した会社に対して違和感や不満を抱き、本当の苦労を経験する前に離職してしまうため、経験の浅さから視野が狭くなっているケースも少なくありません。

自分が取り組んでいる業務に対するネガティブな気持ちを会社そのものへの不満に感じていたり、自分が置かれている一部の職場環境だけを見て「人間関係が最悪」と判断してしまう傾向もあります。

だからこそ今、改めて冷静に現状を把握し直してみて欲しいのです。

今の会社にいると自分がやりたい仕事は本当にできないのか、そのチャンスさえ全くないのか。部署を異動しても魅力的な先輩や上司に出会えない環境なのか。会社組織全体が腐っているのか。もう一度、自分が置かれている環境を見渡してみて下さい。

「キャリアの軸」を持つことが大切

転職（中途採用）マーケットにおいて、最もニーズが高い年齢は「26〜29歳」を中心（ピーク）とする『20代後半〜30代前半』です。

20代後半にもなると、社会人としての基本的なマナーとビジネススキルを身につけていて、ある程度の責任ある役割も経験しています。

その一方で、まだまだ柔軟性があり、新しいことや目まぐるしい変化にも対応できるバランスの良さを持ち合わせているのも特徴です。

つまり、20代後半〜30代前半は、転職（中途採用）マーケットでかなり有利な立ち位置にいます。ただし、より良い転職をするには、明確な目的を持っていないと、また同じ過ちを繰り返しかねません。需要があるからと安易に飛び込んではいけないのです。

これまで積み上げてきた経験やスキルを生かして転職するのか、未経験から異業種へのキャリアチェンジを目指すのか、どちらの選択も可能な時期でもあります。自分に合った最善の進路選択をするためにも、まずは自己理解をとことん深めて「キャリアの軸」を固めて下さい。

これまでの浅い経験だけで「自分にできること、できないこと」を決めつけて自分の可能性を狭めてはいけません。いたずらに先入観を持たず、じっくり自己分析を行いましょう。

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