こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、「転職活動が長引いている、なかなか内定をもらえない…」というご相談にお答えする内容となっています。
【相談】内定がもらえない。なってみたい職業、やってみたい仕事はあるけど、競争率が高くて…。そろそろ現実を見たほうが良い?
相談者:Uさん(29歳・女性)
転職活動中の29歳女性です。なってみたいと思う職業は難易度が高いし、今からでは無理と諦めています。
求人を探していると、やってみたいと思う仕事も結構あるのですが、競争率が高くて応募してもなかなか内定まで辿り着けません。
転職活動が長引いているせいもありますが、自分に向いてる仕事が何なのか、どんな職業が自分に合ってるのか、考えれば考えるほど自分には何もない気がして、わからなくなってきてしまいました。
今まで一人暮らしをしていた部屋を出て実家に戻ってきていますので親にも迷惑をかけています。早く転職先を決めないとと焦ってしまい、空回りしているようにも感じています。
倍率の高い求人(やってみたい仕事)を狙うのはやめて、そろそろ現実を見るべきでしょうか。妥協点をはっきりさせて、もう少し倍率の低い求人に応募するほうがいいでしょうか。
自己流で活動して失敗したり後悔したりするのは嫌です。今後の転職活動をどう進めていくのがいいか、アドバイスを頂ければと思います。宜しくお願いします。
ご相談ありがとうございます!
それでは早速ご回答させて頂きますね。
「WELLCAREER lab.」からのアドバイス
やってみたい仕事はあるのに倍率が高くて内定がもらえない…。前向きな気持ちと結果がついてこない苛立ちが同居している状態でしょうか。
いずれにしても、転職活動が長引けば焦りと不安は大きくなりますよね。親にも迷惑をかけているという後ろめたさもあるようですし、自分が空回りしているように感じてしまうのも無理はありません。
「なってみたい、やってみたい」は原動力
なってみたい職業があるようですが、「難易度が高いし今からでは無理」と自分を抑えてしまっていますよね。
それはもしかすると、専門的なスクールに通うのに結構なお金がかかるとか、資格を取得するまでに2年くらい必要だとか、そういう外的要因もあるのかもしれません。
あるいは、Uさんご自身の自己効力感(自分にはそれができると思える感覚)が低い可能性もあるでしょう。
いずれにしても、なりたい自分を阻害している要因をはっきりさせて、問題や課題が本当にクリアできないものなのかを改めて検討してみてはいかがでしょうか。
お金の問題なら、アルバイトをしながらという選択もあります。勇気を振り絞って親に助けを求めてみることも必要でしょう。迷惑をかけているという後ろめたさはあるかもしれませんが、ダメ元で何度か真剣に相談するべきだと思います。それでダメなら諦めもつくかもしれません。
「なってみたい、やってみたい」は仕事人生を幸せに生きるための原動力になります。せっかくそれ(なってみたい、やってみたい)があるのですから、自分の中だけで無かったことにせず、周囲の協力を得られないか奔走してみましょう。
この機会に改めて客観的に自分の向き不向きを確認してみたい場合は、【無料の適職診断】自分に合った向いてる仕事を簡単チェック!を読んでテストしてみて下さい。
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イメージ力が重要!探し方にも工夫を
それと、仕事(求人)の探し方も“より広い視点で取り組むと結果が出やすい”ですよ。
「なってみたい、やってみたい」という職業や仕事に関連する求人は真剣に探せばそれなりに見つかるものです。重要なのは、関連させるイメージ力かもしれません。
例えば、「電車が好きだから駅員さんになりたい」という気持ちはよくわかりますが、何も駅員さんじゃなきゃダメということでもありません。
電鉄会社が運営する不動産事業(貸し会議室やカフェなど)、駅構内のデジタルサイネージや電車内のポスターなどを広告媒体として有効活用する広告事業、人々が暮らしやすい街づくり(駅構内づくり)をデザインする都市開発事業など、関連する仕事はたくさんあります。
他にも、日立製作所や川崎重工業などの鉄道車両メーカーや、鉄道車両用の部品を製造している企業(いっぱいあります!)など、より広い視野で仕事探しをするといいでしょう。電車にちょっとでも関われる仕事を含めれば数えきれないほどあるはずです。
数が多すぎてかえって自力では難しいと感じた場合や、最初からプロにサポートしてもらいながら自分に合った仕事を探したい場合は、【無料】プロ厳選の転職サービスおすすめ一覧をチェックしてみて下さい。
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妥協ではなく、挑戦
「なってみたい、やってみたい」という仕事に関連する求人を探すことは決して妥協ではありません。
どんな形であれ、どんなに僅かであっても、好きなことに関わって結果を出すことができれば、お金も幸せも後から必ずついてくるからです。
関連する仕事に就こうと視野を広げることは、「妥協する」のではなく『挑戦する』というほうが適切です。くどいようですが、妥協するわけではないと認識しておきましょう。
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予め転職活動の期間を決めておく
いたずらに転職活動を続けていると結果は出にくいものです。自分を奮い立たせるためにも、あと半年、1年など、自分なりの限界点(転職活動の期間)は決めておくほうがいいと思います。
そこそこ長引く見込みなら、ご両親とも話し合って決めて下さい。デッドラインが決まればあとはやるしかありません。現在地がはっきりわかるので、活動のモチベーションも維持できるのではないでしょうか。