こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、「転職しても人間関係の悩みから逃れられないのでは?」というご相談に回答します。
【相談】転職しても、また人間関係で苦しむかもしれないと思うと怖くて引き戻されてしまいます。
相談者:Wさん(30歳・女性)
一般職として働いていますが、今の会社には私の性格と合わない人たちが多くて、職場の人間関係は最悪。毎日生きた心地がしません。
そもそも私とは人間的ベースが違うと言いますか…。一緒に働く同僚たちも私のことを毛色が違う者として見下していると思います。
人間関係だけでなく、仕事内容も自分に合っていない気がしてなりません。どうしてもそんな今の環境を受け入れられず、一刻も早く逃げたい、サッサと転職したい気持ちでいっぱいです。でも、自分がどんな仕事に向いてるのか、次にどういう会社を選んだらいいのか、まったく検討がつきません。
今の環境から脱出したい、解放されたい、逃げたい。そういったネガティブな感情でいっぱいだからなのかもしれませんが、転職を決意しようとしても、次の職場の人たちとも合わないかもしれない、特別なスキルを持たない私を必要としてくれる会社なんてあるわけがない、と悪いほうにばかり考えてしまいます。
逃げるように転職してもうまくいかないものでしょうか。逃げてるうちはうまくいかないのではないか、そう思う時もあります。
つらくても今の会社を辞めないで続けるべきか、たとえ逃げることになっても自分の気持ちに正直に転職するか…。転職したい気持ちが強いのに、転職しても同じことになる(何も変わらない)かもしれないと思うと怖くて引き戻されてしまいます。
一人で考えていると行き詰まってしまい苦しいのでアドバイスを頂けますでしょうか。よろしくお願いします。
「WELLCAREER lab.」からのアドバイス
人間関係だけに縛られない
二人以上の職場で働く限り、人間関係の悩みはついて回るものです。Wさんが転職しても避けることはできないでしょう。
たとえフリーランスに転身したとしても、依頼主と関わったり、納品までの過程で誰かと打ち合わせをしたり、一人ですべてを完結できる仕事はありません。
逃げたくても逃げられないのが人間関係です。逃げても逃げても逃げきれないのなら、そういうものと割り切って、せめて自分に合った仕事(好きな仕事、向いてる仕事、得意な仕事など)をすることを優先するのが賢明ではないでしょうか。
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自分の職業適性を理解する
とはいえ、自分に合った仕事を探して見つけるには、まず自分の職業適性を正しく理解する必要があります。
これまでの経験、身につけた知識やスキル、取得した免許や資格、受講した研修やトレーニング歴などを整理した上で、自分の性格などを考慮して「自分に合った仕事」を見立ててみるといいですよ。
そのツールとして役に立つ記事をご案内しておきますので、ぜひ読んでみて下さい。
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【無料の適職診断】自分に合った向いてる仕事を簡単チェック!
郷に従う柔軟な社交術が必要
どんな職場にも、そこで働く人たちが形成する小社会やルールがあります。転職後しばらくは、とりわけ人間関係において、郷に従う柔軟な社交術も必要になるでしょう。
心配や不安をいたずらに膨らませて新しい職場まで引きずっていくのは望ましくありません。「逃げる」という気持ちを不純な転職の動機と思わず、より良い環境を見つけるためのエネルギーと考えて下さい。
転職すれば良くも悪くも人間関係はリセットされます。新しい人間関係が始まったら、相手を尊重しつつ、良い人間関係を築こうとする姿勢を心がけましょう。最初が肝心ですよ。
自分の才能を認識する
それと、「特別なスキルを持たない私を必要としてくれる会社なんてあるわけがない」とおっしゃられていますが、これ以上ご自身を卑下しちゃいけません。
Wさんには唯一無二の才能が必ずあります。「そんなのないない」と首を振るようなら、それは『自己理解が不足している』だけです。この機会に「自分自身にあるもの、持ってるもの」を再認識するよう努めて下さい。
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【失敗しない転職方法】プロの支援を受ける
自力で転職活動して「思っていた職場と違った…」と後悔する人が増えています。
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これまでの思いをしっかり伝えれば、人間関係で悩まない優良企業を探してくれると思いますよ。