こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のようなお悩みを抱えている人に役立つ内容となっています。
人生設計・キャリアプランの立て方がいまいちよくわからない。立て方のコツが知りたい
計画を立てているうちに自分の生き方がよくわからなくなってきた
自分の人生を左右するもの、自分の人生に影響をおよぼすものが何なのか知りたい。知ってプランに反映したい
【相談】30歳になったのでこれまでの働き方・生き方を改めて人生設計を見直したい。キャリアプランを立てる際のコツやポイントをプロ目線で教えて!
相談者:Wさん(30歳・女性)
30歳になったので、なんとなく惰性で生きてきたこれまでの働き方・生き方を改め、しっかり自分の人生設計を立てようと考え、時間をかけて取り組んでいるのですが、なかなかうまく立てられず悩んでいます。
「いつまでにこうなっていたい、そのためにはこの頃に○○をする」といった具合に、自分なりに細かくプランニングしています。
ただ、細かくプランニングすればするほど、自分の人生に面白みがないというか、平凡な人生のように思えてきます。
そして、こんな人生を本当に自分は望んでいるのか、計画を立てているうちにわからなくなってしまいました。
自分の人生計画に何か決定的に足りない要素があるようにも感じます。
2つ年上の頼れる姉さん的存在のいとこに相談したら、「ちゃんとしたキャリアプランを立てるなら、キャリアの専門家に相談したほうがいい」と言われ、こちらの無料相談を見つけました。
有料のキャリアコンサルティングに申し込もうと思っていますが、その前に一度こちらでアドバイスを頂いてからにしたいと考えています。
人生設計やキャリアプランの立て方について、コツや計画のポイントなど、プロ目線で教えて頂けますと幸いです。よろしくお願いします。
「WELLCAREER lab.」からのアドバイス
人間の運命をも左右する力とは
人間の人生を左右する最も大きな力は何だと思いますか?
人との出会い(ご縁)です。
「自分の人生計画に何か決定的に足りない要素があるように感じる」とおっしゃられていますが、おそらくその足りない要素こそが、自分の人生に影響をおよぼす人との出会い(ご縁)なのではないかと考えます。
人とのご縁が人生を大きく変える
とはいえ、これでもかと時間をかけてプランを机上で立てても、いつどこで誰と出会うか、人とのご縁まではプランニングできませんよね。
人生を大きく変えるような出来事は、必然的に誰かと出会い、ふとした瞬間に転がり込んでくるものです。
私がキャリアコンサルタントになったのも、振り返れば、ある人が社員のキャリア相談に乗る役割を私に与えてくれたことがきっかけでした。
今思うと、たまたま偶然が重なって起きた奇跡と言えるかもしれません。自分の人生をもう一回やり直したらまた同じようになるかといえば99.99%そうはならないでしょう。
キャリアプランは計算するものではない
いつ・どこで・誰と・どんなふうに出会い・そのご縁がどのように自分の人生を左右するのか。人とのご縁を計画することはできません。また、ご縁があれば事前に立てた人生計画自体がガラリと様変わりすることもあります。
それゆえに、あのタイミングでこれをすると決めても、なかなかその通りにいかないのが人生でしょう。つまり、キャリアプランは計算するものではないのです。
もちろん、このタイミングであれをする!と決めて、そのために努力することは大事なことですし、必要なプロセスだと思います。
でも、もしそれが「べき」「ねばならない」という義務のようになって、杓子定規になって、ガチガチに縛られてしまうと、今度は人生が楽しくなくなってしまいます。
「目標を立ててこんなに努力しているのにどうして達成できないんだ」と考えるようになって、周りの人たちに八つ当たりしてしまうかもしれません。イライラしていると、本来いいご縁になったかもしれない人との出会いもなくなってしまうものです。
今はまだ「プランではなく、ビジョンを描く」
プロのキャリアコンサルタントとして、キャリアプランを立てる際のポイントを1つだけお伝えしておきます。
今から生き方を細かく設定しても、往々にしてその通りにはいきません。キチキチと細かく計画するのをやめて、多少の遊びを持たせながら「こうなったらいいな」をイメージしましょう。
人生をアクションプランにまで細かく落とし込むのはもっと先の話。人生が自分の力とは別の力で動き始めたことを確認してからでも間に合います。
今はまだ計画の前段階「素案、骨子」を作成する段階と考えましょう。プランではなく、ビジョンのようなイメージで描くのがコツですよ。
【参考になる記事】
看護師として将来のビジョンが描けない。今の病院で仕事を続けるか、転職するか。