こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、パーソナルなご相談「最終面接を突破できない…。どうして?原因は?」に回答し、対策をお伝えする内容となっています。
【相談】面接で想定していた質問とは全く違うイレギュラーな質問をされたら、どうすればいいですか?答えられる自信がありません…。
相談者:Eさん(31歳・女性)
転職活動を始めて2週間。ようやく1社目の一次面接が決まりました。
応募すること数社(5社以上)、やっと書類選考を通過し面接にこぎつけることが出来ました。
ただ、私は緊張すると頭が真っ白になりやすいので、正直面接が怖いです。
仕事でも急に話を振られると言葉に詰まって何も返答できなかったり、さすがに沈黙はまずいと焦って的外れな返答をしてしまったり…。日頃からそんな感じなので、面接という緊張感バリバリの中で不意に質問されたら答えられる自信がありません。
自分なりに“よくある質問”をチェックしたり、こういう質問にはこう答えるというシミュレーションはしているのですが、むしろ面接日が近づいてきて緊張が増しているような…。とにかく面接で失敗したらどうしようと不安で心配でたまりません。
こんな私に何かアドバイスをいただけますでしょうか。よろしくお願いします。
ご相談ありがとうございます!
それでは早速ご回答させて頂きますね。
面接ではイレギュラーな質問があるものと心得よ
想定される質問をチェックし、面接のシミュレーションもばっちり!のはずでも、いざ本番では予期せぬ質問が飛んでくるものです。
シミュレーションしすぎてしまうと、かえって本番での柔軟性が欠けてしまうことも。想定していた質問にしか答えられないロボットみたいになってしまうと、一次面接の通過は難しくなってしまいます。
よくある一般的な質問にはハキハキと答えられていたのに、イレギュラーな質問をされると、急に言葉に詰まって黙り込んでしまったり、焦って薄っぺらいその場しのぎの回答をしてしまったりするのは避けたいところですよね。
面接のピンチを切り抜ける「質問への答え方」
いきなり想定外の質問が飛んでくると、質問の意図をつかみきれなかったり、ややもすると、聞き取れなかったり意味が理解できなかったりすることもあるのではないでしょうか。
とはいえ、わかったふりをして答えるのも、わからないからと黙り込んでいしまうのも賢明ではありません。ここで大切なのは、ワンクッション置いて落ち着くことです。
一呼吸置いて冷静になるためにも、とっさに答えようとせず、まず質問の意味を確認することをオススメします。適切な回答をするには、質問を正しく理解する必要がありますので。
面接に限らず、“できる社会人”なら普通に使うコミュニケーションスキルでもあります。質問された内容を確認する行為は決して失礼なことではありません。それで評価がマイナスになることはありませんのでご安心下さい。
- 「適切な回答をお伝えしたいので、もう一度ご質問をお聞かせ頂いてもよろしいでしょうか」
- 「○○というご質問で合っていますでしょうか」
- 「ご質問の意図は○○について詳しく説明してほしい、ということでよろしいでしょうか」
難しく考える必要はありません。「申し訳ございません。もう一度ご質問をお願いしてもよろしいでしょうか」と、正直に聞き返しても良いと思いますよ。
いずれにしても、ワンクッション置くだけで気持ちはだいぶ落ち着くはずです。さらに、面接官にも「冷静に受け答えできる人」というポジティブな印象を与えられるでしょう。
答えにくい質問は自ら招いている可能性も
面接官がちょっと意地悪な質問をしたくなるのには、実はこちら側の対応に原因がある可能性もあるんです。
例えば、シミュレーションのしすぎによるマニュアルを読んでいるだけのような受け答えが続く人、本人の経験談や独自の考え方など個性が全く感じられず一般論しか出てこない人などに対しては、本当の部分を見ようと面接官も躍起になるからです。
面接官が変化球の質問をしてこちらの素を引き出そうとする行為は、面接官の意地悪ではなく、自分の言葉でしっかり話すことを怠っているこちら側が招いた結果なのだと心得ておきましょう。
マニュアルにあるような一般論ではなく、最初から最後まで自分の考えを自分の言葉で語ることを心がけて下さい。そうすれば答えにくい質問がいきなり飛んでくる事態にはならないと思います。
また、話を大きく盛ったり、自信満々に見せようと尊大になりすぎると、突っ込まれやすいのでご注意を。
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【面接対策まとめ】イレギュラーな質問への答え方
- ワンクッション置いて落ち着く
- 質問の意味を確認する
- 正直に聞き返しても良い
- 自分の言葉で語ることを心がける
- 想定問答への依存はほどほどに