こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のようなお悩みを抱えた女性に役立つ内容となっています。
悪いように考えすぎてしまい、負のループから抜けられない…
将来が不安で悲観してしまう。今後の自分の人生がとても心配
自分の人生がなかなか安定しない、地に足がついていないような感覚が強い
【相談】将来への不安が大きくなり、先のことを悲観してしまう。人生を悪いほうへ考えすぎてしまう癖は一体どうすれば直せるの?
相談者:Nさん(27歳・女性)
いきなり大きな話になってしまいますが、私はこれからの自分の人生について、将来がとても不安です。
世界中が未曾有の事態に見舞われたことで、私自身これまでのような生活や働き方ができなくなったこともあって、より不安が強まったように感じています。逆に人生が上向いたという人もいるようですが、残念ながら私はそうではありません。
それでも、社会の変化に何とか適応しようと努めてはいますが、さすがに疲れてきました。新しい生活様式が取り入れられ、在宅勤務やテレワークという新しい働き方が進んで、目まぐるしい勢いで社会や働き方が変化しているのを実感しつつ、うまくついていけていない自分がいます。
私にはこれといった特技はないですし、経験も資格もありません。そんな私が今後、一歩先も読めないような不確実な社会にこれからも適応していけるのか。一時的にはどうにかなっても、どこかで選択を間違ったり、耐えられなくて逃げ出したりして、自分で自分の人生をダメにしてしまうのではないかと先のことを悲観してしまいます。
社会人になって5年以上が経ちますが、新卒で入社してからずっと将来への不安を抱え続けています。しかし、当初よりも今のほうが圧倒的に不安が大きくなっています。なんでも悪いように考えすぎてしまうので雪だるま式で不安が大きくなっているのかもしれません。
これまでずっと私が断ち切ることができずに今もこうして悩まされている悲観癖を取り除くコツのようなものを教えていただけたら嬉しいです。
今の仕事もこのまま続けてはいけないだろうと考えてしまうところがあります。いつまでたっても自分の人生が安定しないことの不安と、地に足がついていないような感覚が強いです。
物事を悪いように考えすぎたり、いつも不安で先のことを悲観してしまうこの考え方は、私の人生を良くはしないだろうとわかってはいますが、どうしても直せません。何かアドバイスをお願い致します。
「WELLCAREER lab.」からのアドバイス
人はどうして不安になるのか
矛盾に気づく
人類はその時その時に適応し続けながら進化してきた
時代に左右されず変わらないこともある
いろいろなことが起きますが、一方で時代に左右されず変わらないこともあります。
どんなに辛くて悲しくても腹は減りますし、眠くもなります。どんな日も朝が来て夜になりますし、時間は止まってくれません。人には寿命があるし、不老不死な人も存在しません。
これらの変わらないことを中心に人生を考え直してみると、基本的には「今日一日を精一杯生きていくことだけを考える」のが正解ではないかと思うのです。
何が起きても「食べて、寝る」が原則
とはいえ、生きていればその時その時でいろいろな問題や壁にぶち当たります。けれど、お腹が空いたら美味しいものを食べる、夜になったらひとまず寝る、という基本に従ってみることが大事です。
美味しいものを食べたら解決策がひらめくかもしれませんし、ぐっすり寝た次の日の朝には気分が前向きに変わるかもしれません。時間の経過と共にいつの間にか状況が変わっていたりすることもあるでしょう。
何が起きても、食べて、寝て、心身を健やかに維持していけば、たいていの物事はなんとかなっていくものです。
今するべきことを片づけることに専念
一人の人間として、社会人として、今やるべきことはたくさんあるものです。まずは、それらの一つ一つを片づけていくことが今は一番大切なことかもしれません。
考えすぎている時ほど目の前の今やるべきことが疎かになっているものです。
今10年後の心配をしても仕方ありません。まずは今、そして今日という一日を精一杯生きて明日へつなぐ。考えすぎて不安や心配に呑み込まれそうになったら『今するべきことを片づける』ことに専念するようにしましょう。