こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
早期リタイア(通称:FIRE “Financial Independence Retire Early”)という言葉の本質は、新しいことに挑戦するための合言葉です。
現在の日本では60〜70歳が定年の範囲(企業の努力義務も含む)です。長い就業期間が終われば、好きなことに時間を割くことができるでしょう。
しかし今、「経済的自立に向けて若いうちからコツコツ取り組み、定年を待たずに辞める」という『早期リタイア・FIRE』が流行りつつあります。
FIREをちゃんと理解する
FIREは、上記で直訳したように「経済的に自立して早めに引退をする」というものです。
中には20代〜30代という若い年代でFIREする方もいます。(※若くしてFIREした方の中には、正直FIREとは言えない方も一部含まれていますが)
話を戻しますが、FIREは「ラクしたいからという理由」や「何もやりたいことがない状態」ではおすすめできません。
今までの慌ただしくも面倒で忙しい生活が無くなる一方で、人生に張りと潤いが無くなってしまうからです。やりたいことがない状態で始めると抜け殻のようになり、ただ時間を無駄に浪費する可能性も高くなります。
FIREは「もう働かなくても生きていける!」という考え方とは少し違います。
休みたいから仕事を辞めるのではなく、何かに挑戦していく時間であると理解しましょう。
学校へ通ったり、地方や海外へ移住したりと、自分のやりたかった新しいことにチャレンジすることがFIREの本質でもあります。
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【女性のFIRE】いくら貯めればいい?その後どうするの?
FIREは「貯金があるから辞める」というわけでもありません。
発祥地であるアメリカでは明確な数字が設定されており、FIREを開始する時の資金は「年間支出×25」が目安だとしています。
例えば、年間支出が160万円の場合、そこに×25をして4000万円。その4000万円がFIREを開始できる資金の目安ということになります。
「4%ルール」も必要
さらに、貯めたお金を他の財産形態で活用し、年間で4%稼ぐという「4%ルール」も大切になってきます。
覚える必要はありませんが、『4%+インフレ率分の収益=年間収入』という式が4%ルールになります。
(※インフレ率…物価の上昇度合いを表す指標)
あまり難しく考える必要はありません。自分の趣味を活かしたもので収入を得てもいいですし、アルバイトでも構いません。
そして贅沢をせず節制・節約に努めながら必要最低限の資金で生活していく。今からそういった節約生活を始めてしまえば、早いうちからお金に縛られないで生きることも可能でしょう。
最低限の線を引いておかないとギリギリの生活になってしまう場合もありますが、FIREを始めたいのであれば今から少しずつ実践していくことが重要になります。
早期リタイアで身も心も自由になる
「会社と自宅を往復する毎日。人生ってこんなもの?」と感じている人、やらされ仕事にうんざりしている人、膨大な業務量と急かされる期日にストレスを抱えている現代人のなんと多いことでしょう。
多くの働く女性たちが「好きなことを仕事にしたい」「のんびり生きていきたい」という願望を強め、今の生活に満足していません。
定年を待たずに必要最低限の資産を貯蓄して会社を辞めるというFIREの考え方は、そんな人たちに強く響いたのでしょう。
ただ会社を辞めるだけでは安定した収入を得られないことになりますが、FIREの考え方は年間の生活費を賄えるようになっています。
ルールに従っていけば身も心も自由になれることから、定年前の世代から支持されているようです。
FIREするには覚悟と思考の転換が必要
自由を求めてFIREに憧れる方が増えてきていますが、いざ実行しようと考えても誘惑には勝てない場合があります。
しかし、それでもFIREを決心したら節約生活を実施していかなくてはいけません。
生きていくためにはどうしてもお金は必要になりますが、無駄な出費を一つ一つ減らしていくことを楽しむことが大事です。
覚悟を決めて我慢を楽しむ
洋服やバッグ、エステなどの自分へのご褒美をしばらくの間、禁止できる覚悟はありますか?
「本当に必要なのか」「今じゃないとダメなのか」を常に考えながら生活をするのは、根気と覚悟が必要になります。
普段からそのように節制を心がけている人であれば、そこまで苦ではないでしょう。
しかし、自分へのご褒美を楽しみに仕事を頑張っている女性にとっては、この節制が苦行に繋がるかもしれません。
女性のFIREは、我慢とうまく付き合っていくこともポイントです。この我慢を資金が貯まるまで続けなくては、仕事を辞めてFIREを実施することは叶いません。
とはいえ、我慢もお金が貯まるまでの辛抱です。
覚悟を決めて、我慢を楽しむ。その積み重ねの先にFIREがあるのです。
経済的自由を手に入れるには相応の工夫が必要です。
最も近道なのは、「好きなこと、得意なこと、夢中になれること、他者は苦労するのに自分は簡単に出来てしまうこと」などをメインの仕事にして徹底的に突き詰めていくことです。
イヤイヤ仕事を続けているうちはFIREは難しいでしょう。
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