こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のようなお悩みを抱えている方に役立つ内容となっています。
今の自分にどれくらいの市場価値があるのかわからない
今の会社を辞めたら自分には価値がないと考えてしまう
本当は転職したい。でも自分の価値がわからず転職する勇気がなくて踏み切れない
自力で転職活動して「思っていた職場と違った…」と後悔する人が増えています。特に初めての転職は失敗しやすいのでご注意下さい。
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【相談】居心地の良い今の職場環境に甘えている自分が嫌…。でも転職に踏み切る勇気がない。
相談者:Eさん(27歳・女性)
私は今そこそこ大きなIT系の企業に正社員として勤めています。
新卒で入って5年目になり、今ではプログラム作成やWebデザインなど幅広く担当しています。
それなりに知識や技術を身につけながら経験を積んできました。同僚も上司もいい人ばかりですし、会社に不満があるわけではないのですが、そろそろ転職しようかと悩んでいます。
その理由はいくつかあるのですが、一番大きな理由は、仲のいい友達たちが結構転職し始めていて、転職して良かったことをちょくちょく聞かされているからです。
なんでもっと早く転職しなかったのだろうとか、いろんな会社で働いたほうが成長できるとか、そういう転職後の前向きな話をたくさん聞いているうちに、私もこのままじゃダメなのかなと思うようになりました。
ただ、今の会社では私を慕ってくれる後輩たちもいますし、私が尊敬する先輩や上司もいます。責任ある仕事も任せてもらってますし、環境に恵まれているなあと感じます。
転職して今以上のものを手に入れるのは無理なのではないかとも思います。未練がましいですが。
あとは、今の自分にどれくらいの価値があるのかもかなり不安です。今の会社の看板がなかったら自分に価値なんてほとんどないんじゃないかなと…
それでも転職してみたい、新しい会社で仕事をしてみたいという気持ちが強いのは、居心地の良すぎる今の環境に甘えている自分が何となく嫌というか、このままじゃ成長するどころか後退しそうで、あっという間に同世代の女性たちに遅れをとってしまうのではないかという不安があるからかもしれません。
ただでさえ進化のスピードが早い業界なので、気を抜くとあっという間に置いていかれてしまいます。
長々とすみません。結局、転職する勇気がないんだと思います。今の会社を退職することが私には大きなことすぎて、転職に踏み切れません。
「だったら辞めなきゃいいじゃん」とみんなには言われますが、プロに違ったアドバイスがもらえたらと思ってご相談させて頂きました。背中を押してもらえると嬉しいです。
「WELLCAREER lab.」からのアドバイス
転職すれば手放さなければならないものもある
身につけた知識や技術、積んできた経験、慕ってくれる後輩、尊敬できる先輩や上司、居心地の良い職場環境、どれも大事な宝物(今の会社に入って得られた財産)ですよね。
人は誰でも一度手に入れたお宝を手放すことには抵抗があるもの。たとえ一部を手放すだけでいいと言われても、いい気分はしないものです。
しかし、進路を変えたら手放さなければならないものが必ず出てきます。
転職すれば、これまで後ろ盾となってEさんを支えてくれていた会社の看板(ネームバリューや社会的信用など)は無くなるでしょう。
自分の価値が低くなったように感じる人は多い
例えば、大企業で働いていた正社員が会社を辞めた途端にステータスを失い、自分がちっぽけな存在になったような感覚を持つ人は少なくありません。
正社員だからという理由でやりたくもない仕事を嫌々していた女性が、やりたい仕事だからという理由でフリーランスに転身した結果、自分の社会的地位が低くなったように感じる人もいます。
言わずもがなですが、中小企業や個人事務所などで働く人やフリーランスの人の社会的地位が低いということは決してありません。
そうではなく、転職や起業など進路変更したことで、地位が低くなったような感覚を持つ人が多い、という話です。
転職すると自分の心にどんな変化が起こるか想定しておく
転職して懸命に新しい仕事を覚え、徐々に慣れて結果を出せるようになった時には、自分がちっぽけな存在だという感覚はすでに無くなっているでしょう。
しかし、転職することで、自分の心にどんなことが起きるかを予め想定しておかないと、転職と一緒に自尊心までも失いかねません。
転職すれば、もちろん会社は変わります。仕事内容が変われば当然やり方も変わるでしょう。自分が果たすべき役割も変わるかもしれません。それでも、、、
自分自身の価値が変わることは決してないのです。
むしろ、身につけた知識や技術、これまで積み上げてきた経験は、確実にEさんの価値を押し上げています。
転職して不幸になる人の考え方
その覚悟ができていないと、自分の市場価値が下がったように感じたり、自分の人生が悪くなっていくような気がして、転職したことを後悔しやすくなります。
新しい仕事に対して「私はこんな仕事をするために転職したわけじゃない」と考えたり、新しい人間関係に対して「私はもっと同僚から慕われる人間のはずなのに…」などと考えてしまうと、転職しても幸せな仕事人生を手に入れることは難しいのです。
会社を辞めても自分の価値は下がらない
大事なメッセージなので最後にもう一度お伝え致します。
今の会社の看板がなければ自分は何者でもない。たしかに新しい先で仕事をする上ではそういう面が出てくるかもしれません。
例えば、仕事の受注を獲得するという観点では、個人よりも会社に所属しているほうが取引の信用問題上は選ばれやすいでしょう。
しかし、それは人間としての価値で選ばれているわけではないということを忘れないで下さい。いたずらに自分で自分の価値を下げ、自尊心を失わないよう気をつけましょう。
とはいえ、「会社を辞めてもあなたの価値は下がらないので安心して転職してください」と言うつもりはありません。転職などの進路決定は外野が無理に背中を押すものではないからです。
会社を辞めても自分の価値が下がらないこと、新しいことへチャレンジする気持ちにもまた価値があること。お伝えしたいのはこの2点だけです。
Eさんが納得感を持ってより良い進路選択(意思決定)ができるヒントになることを願っています。
