こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のような疑問や悩みにお答えする内容となっています。
そもそもパラレルワークって何?
パラレルワークのメリットとデメリットが知りたい
実際にパラレルワークしている女性の事例を(良いも悪いも)聞いておきたい
パラレルワークとは
パラレルワークの「パラレル」は「並行」という意味で、日本語では「複業」とも訳されます。
本業と並行して自分の好きな分野でキャリアを築くという働き方を指し、もともとはユダヤ系オーストリア人の経営学者が著書の中で紹介したものです。
副業も、同時に複数の仕事を持つという点では似ています。ただ、副業の場合は現在働いている会社の仕事がメインで、もう1つは空いた時間でするサブの仕事という捉え方です。
一方、パラレルワークは力の注ぎ方に差が少ないのが特徴です。副業のように収入が足りないのでもう1つ仕事を持つということではなく、自分の好きな分野で活躍する場を持ちたいということに重きが置かれます。
パラレルワークのメリット
その経験を本業でも生かすことで、本業に対するモチベーションもアップします。また、人脈が広がるため、本業では出会うことができない人との貴重な出会いがあり、それが新たなビジネスチャンスにつながることもあります。
仮にリストラなどで本業を失ったとしても、もう1つの収入源がある。というリスクの分散ができるという安心感も生まれますね。
会社では組織の一員として動くのでなかなか自分の名前で仕事をする機会はないですが、パラレルワークではこつこつと信頼関係を築き、自分の肩書で仕事ができているという充実感を味わえます。さらに、会社のルールにとらわれない働き方ができるのも魅力です。
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パラレルワークのデメリットと注意点
働きすぎてしまう
パラレルワークでは2つのことを並行して行うため、休息する時間が減るというのがデメリットです。
既婚女性の場合は、家事や育児にも時間を取られ、無理をすると自身の健康や家族関係にも影響が出てしまうので注意が必要です。
また、本業以外の仕事で報酬を得られるようになるまでには相応の時間がかかります。最初は出費も多くなるので事前の計画が欠かせません。
時間のコントロールが難しい
2つの仕事を掛け持ちすることになるため、両方ともきちんとやるためには高い時間管理能力が求められます。
セルフタイムマネジメント能力の欠けている人がパラレルワークをすると、どちらか一方あるいは両方の仕事に影響が出て、仕事相手や職場の人たちからの信頼を失いかねません。
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腰掛け社員に見られてしまうことも
自分の好きなことからやり始めるので、はたから見ると、2つの仕事をしているというよりは遊んでいるように見えてしまう可能性があります。
成果が出るまでは、なかなか周りの理解は得られないかもしれません。
NGを出されてしまう可能性も
会社によっては、就業規則で本職以外に仕事を持つことを禁止しているところもあるので、その場合は特に注意する必要があります。
憲法では職業の選択の自由が保障されているため、本業以外の仕事を持つことは可能です。
ただし、本業に支障が出たり、会社の対外的な信用を落とす結果になったり、同業他社で働いた場合は懲戒が妥当と判断されることもあるので注意しましょう。
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女性のパラレルワークの成功事例
本業から自分の好きな仕事のほうへキャリアチェンジできたケース
神奈川県:Nさん(31歳・女性)
ゲーム関連会社で働いているある女性は、まず自分の興味があること、面白いと思うことをいろいろとやってみました。
いろいろやってみた中から徐々に絞って動画制作の分野でパラレルワークを始めた結果、まずは人脈が広がったそうです。
そして、つながった多くの人たちから、自分では想像もつかなかったアイデアを吸収し、刺激を受け、それらを本職へつなげることを意識したことで、本職での人事評価が上がったのだとか。
本業とは別に自分の好きな仕事を持つことで、それが本業にもプラスの影響となっているという成功事例ですね。その後、動画制作の仕事一本で本業のお給料を超えたため、フリーランスとして活動することを決めたそうです。
2つの仕事を並行して継続できているケース
福岡県:Mさん(37歳・女性)
ある既婚女性は、週4日はオフィスワークで時短勤務、週1日はフリーでブログ記事を執筆してアフィリエイトに専念しています。
1歳のお子さんがいるので、無理のないスケジュールを組んでパラレルワークを実践中です。いい意味での“ゆるさ”が成功につながっているとご本人は言います。
長野県:Tさん(40歳・女性)
子育てを終えた別の女性は、時間管理の方法として、絶対にPC作業をしない時間を作っているのだとか。厳格にルールを守っています。自分を無理やり休ませることが、生活にメリハリをつくる秘訣のようです。
いずれにしても、セルフタイムマネジメントはパラレルワークに欠かせないものであることがわかりますね。
女性のパラレルワークの失敗事例
パラレルワークをしている過程での失敗事例の中には、「睡眠時間を減らして対応した結果、仕事の精度が落ちてしまった」「引き受けたものの仕事量が多く完成できなかった」というケースがあります。
自分がやるべきところと人に頼むところをよく見極めて動くなど、仕事の完遂まで想定以上に時間がかかることもあることを考慮して、どのくらいの量を引き受けるか判断するよう努めましょう。
まとめ「副業・複業が当たり前の時代へ」
パラレルワークの理解は深まりましたか?
仕事の掛け持ちとはいえ、今は自分に合ったリモートワークを選べば在宅で仕事ができる時代です。
スモールスタートで挑戦できる環境も整っていますので、本業の他にやりたいことがある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。