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40代が在宅勤務できる仕事はないの?テレワーク可能な業種・職業・職種をチェック!

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ぴよお

こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。

本記事では、「40代が在宅勤務できる仕事はないの?」というご相談に回答します。

【相談】満員電車で通勤する毎日が本当につらくて、在宅勤務で働く方法を模索しています。

相談者:Aさん(40歳・女性)

今年ついに私は40代に入りまして、働き方を見直そうと真剣に考えていろいろ情報収集しているところです。

満員電車で通勤する毎日が本当につらくて、在宅勤務で働く方法を模索しています。

事務系の仕事が長いのでオフィス系(WordやExcelなど)はそれなりに対応できますが、在宅が可能などんな仕事があるのか、どんな業界で仕事を探せばいいか、あまりよくわかっていません。

インターネットで調べてみても、情報が多すぎて整理できなかったので、プロに相談しようとご連絡させて頂きました。

在宅勤務を中心とする働き方へシフトするために参考となるアドバイスを頂けましたら嬉しいです。

 

「WELLCAREER lab.」からのアドバイス

「テレワークの語源」女性のために始まった在宅勤務

昭和、平成、令和と時代は流れ、「仕事は会社に行ってする時代」から『さまざまな場所(会社・サテライトオフィス・自宅など)を選べる時代』へと移ってきています。

まず、1970年代のアメリカで誕生したのが、テレワークと呼ばれるオフィス以外で仕事をする働き方でした。日本では、1984年に日本電気(NEC)がサテライトオフィスをつくり、結婚や出産で離職しやすい女性のためにテレワークがスタートしたと言われています。

その後、在宅勤務できる業界の幅はどんどん広がり、今では男女問わず、多くの人が自分に合った働き方を選んで仕事をしています。

 

在宅勤務・リモートワークに向いてる仕事と向かない仕事

とはいえ、どんな仕事でも在宅勤務やリモートワークが可能というわけではありません。

例えば、ネット販売が難しい商品やサービスなどを扱っていて、店舗販売をメインにしていたり、その場に担当者がいなければ仕事にならない場合は、なかなかリモートでというわけにはいかないと思います。

また、個人情報を多く扱う場合なども、外に持ち出せば漏洩のリスクが高くなります。それなりの設備投資と体制構築が整えられる資本のある企業であれば別ですが、そうでない場合は、なかなか難しいのが実情です。

さらに、企業側が在宅勤務者の実態(実際の労働状況や勤務態度など)を正しく把握することができないのも導入ハードルが高い一つの要因となっています。

管理者の目が常に在宅勤務者に向くような監視体制を導入している企業はほとんどないですし、従業員のプライバシーや企業倫理の面からも今後それらが当たり前になるかと言うと、日本ではまだ想像できません。

そのため、クライアント側(発注者・依頼主)が評価しやすい仕事のほうが在宅勤務には向いています。例えば、データ入力・資料作成、あるいは経理など“こなした仕事の量が明確にできる仕事”や、商品や作品などを完成させるデザイナーのように“納品物がはっきりしている仕事”は向いています。

あとは、慢性的に人手不足であったり、そもそもの人材が圧倒的に少ない職種などは、リモート対応できる業務に限り在宅勤務も可能としているケースは多いです。

代表的な職業としては、ITエンジニア、Webデザイナー、プログラマー、Webライター、コンサルタントなどがあります。オフィス系を得意とするAさんであれば、チャレンジできる仕事もあるのではないでしょうか。

【参考になる記事】
転職で在宅勤務可能な正社員求人も続々!リモートワークや在宅ワークにはどんな種類の仕事がある?

 

ITエンジニア(SE・プログラマーなど)

在宅勤務できる職種の筆頭と言えば、IT系エンジニアでしょう。パソコンがあってネット環境が整っていれば、どこでもできる仕事の代表格です。

SE(システムエンジニア)の場合は場所が固定または指定されることも多いですが、プログラマーであればフリーランスとして在宅勤務することも比較的イージーです。

ただし、クライアントと直接会って打ち合わせる必要がある場合(仕様書を作成する場合など)、状況に応じて出勤することがある点もご留意下さい。

 

デザイナー・イラストレーター

具体的には、「Webデザイナー、グラフィックデザイナー、CGクリエイター、アートディレクター、DTPデザイナー、ゲームグラフィックデザイナー」などがあります。

デザイナーやイラストレーターは、センス次第で自由な働き方ができます。

制作は基本的に一人で行い、商品によっては模様やレイアウトのみならず、より使いやすい設計にするといった要望にも対応するデザイナーはたくさんいます。IT系エンジニアと同じく、クライアントとの打ち合わせには出向く必要も出てきますが、基本的にはパソコン一つで仕事ができます。

一般的には、専門学校や美術系大学を卒業し、デザイン事務所などで経験を積んでからフリーになるのが王道のルートです。

仕事を得るためには、それまでのクライアントとの良好なつながりが助けになることもありますが、今はクラウドソーシングなどでもデザイン案件が多く出ています。

本当に重要なのは、請け負った仕事における成果物の良し悪しによってその後の仕事が続くかどうかが決まるということでしょう。重要なのは成果物の品質であって、それがどこで生み出されたのかは関係ありません。

デザインはその人だからこそ生まれる要素が強く、集中できる環境で仕事をするほうが、より良い成果物ができるため、むしろ在宅勤務のほうが良いこともあると思います。

【参考になる記事】
未経験でWebデザイナーに転職! 志望動機の書き方は?面接では何を語ればいい?

 

ライター・ 編集者

具体的には、「Webライター、コピーライター、編集者、校正・校閲者、記者、フリーライター」などがあります。

ライター(Webライターなど)や編集者(編集・校正・校閲など)も在宅勤務できる職業の代表格です。クラウドソーシングには、書籍や雑誌、Webサイトに掲載する文章を書く案件が“常にかなりの数”あります。

「締め切りまでに執筆する」というのが最低条件となっていて、後は中身によって評価が決まります。最近は個人がSNSやブログで自分の文章を公表する機会も多く、ライター業務はより身近になっています。参入しやすい職業になっていると言えるかもしれません。

このような仕事は管理者が常にいなくてもタスクが管理しやすく、在宅勤務には最適な職種です。もちろん、クライアントの意に沿った成果物を提出することが求められるため、案件によっては稀にクライアントとコミュニケーションを取る必要も出てきます。

とはいえ、ある程度のコミュニケーションが必要といってもクライアントと顔を合わせることはほぼありません。メールで済む場合や、クラウドサービスを利用してチャットで済ませるといったケースも非常に多いのでそれほど身構えることはないでしょう。長年働いていてもクライアントの顔を一度も見たことがないという人は少なくありませんので。

また、デザイナーやイラストレーターと比較するとハードルはとても低く、Illustratorなどの特別なソフトが必要となるわけでもありません。Microsoft Officeのソフトさえ入っていればOKな案件ばかりです。

さらに、編集に関わったり、校正や校閲の仕事にも対応できるようになれば、人口(競合)が少なくなるため、より自分に合った条件で働くことが可能となるでしょう。もちろんスキルアップに取り組むことは必要不可欠ですよ。

 

コンサルタント・専門家

具体的には、「中小企業診断士、公認会計士、税理士、弁護士、社会保険労務士、行政書士、キャリアコンサルタント、ファイナンシャルプランナー」などがあります。

コンサルタントと一口で言っても、その分野は多岐に渡ります。例えば、上記例のような士業の資格を有し、企業と提携して活動することもコンサル業です。

コンサルタントは、ライターのように最初から在宅というわけにはいきませんが、リモートワークとはとても相性のよい職種です。個人や企業・団体を問わず、クライアントからの信頼を得て実績を積み重ねていけば、自分の働きやすい環境を整えていくことができます。

コンサルタントは仕事内容からして常勤の必要はほとんどなく、アドバイスを求められている時に連絡がつく状況にしておくというのがポイントです。クライアントに合わせて仕事をするので、分析などをする段階で在宅勤務が可能となるでしょう。

また、コンサルタントといっても優秀な人材となれば数が多くないので、実力をつけることでさまざまな可能性が見えてきます。大企業の外部顧問として迎えられることもあるでしょうし、時間の制約を緩くするなど、より良い条件で勤務することもできると思います。

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