こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。
本記事は、次のような悩みや疑問にお答えする内容となっています。
女性の年収相場が知りたい!(年代別や業界別などで詳しく把握したい)
今の自分の年収は高いの?低いの?(冷静に自分の現在地を理解したい)
転職を考えているので参考になる情報が欲しい
自分の年収が低いと感じて不安になることはありませんか?
「同年代の女性と比べて私は同じくらい給料もらってるのかな…」「なんとなく自分の年収が低いように感じる」など、周りと比べてしまうことは誰にでもあることですよね。
そこで今回は、普段なかなか人に聞けない年収について解説したいと思います。
現在の年収に不満がある方へ、はじめに大切なことを1点お伝えしておきます。
転職して年収アップを目指すなら、自分の能力を存分に発揮できる分野に進むことです。
転職活動を始める前に「そもそも自分はどんな仕事に向いてるのか」という点から自分を見直したい方は、【無料の適職診断】自分に合った向いてる仕事を簡単チェック!を読んで“自分の適職を知る”ことから始めてみて下さい。
女性の平均労働時間は?
本題に入る前に自分の平均労働時間をチェックしておきましょう。
なぜなら、労働時間が長ければ残業代などによって必然的に年収も高くなるため、自分がもらっている給料が適正かどうか判断できないからです。
現在、女性の正社員1ヶ月間の平均労働時間は160〜180時間です。週休二日制なら月に20〜22日間、1日平均7〜8時間勤務になります。
労働基準法では、労働時間が「1週間で40時間を超えてはならない(1日平均8時間労働)」と決められているため、女性の正社員1ヶ月間の平均労働時間は法定労働時間内に収まっているのが実態です。
キャリア相談窓口 狭くなっていた視野が、広がる。 さらに詳しく> ご予約> ぴよお こんにちは、キャリアコンサルタントのぴよおです。 働き方改革も進み、年々残業時間が減っている企業も多いで[…]
【年代別】女性の年収相場「ボリュームゾーンは?」
厚生労働省の調査結果に基づいて「年代別に女性の年収相場(年2回の賞与を含む)」を計算してみました。
(※割合の大きい年収相場から順に発表します)
20代女性の年収相場
20代前半
192〜287万円「57.8%」
288〜383万円「27.4%」
191万円以下「10.2%」
384〜479万円「3.9%」
480万円以上「0.7%」
20代後半
192〜287万円「39%」
288〜383万円「38.4%」
384〜479万円「11.3%」
191万円以下「7.8%」
480万円以上「3.6%」
20代では、前半・後半ともに192〜287万円の割合が一番多いです。
20代後半になると288〜383万円の割合も同程度に迫ってきますが、384万円以降の割合にはそれほど大きな違いは見られません。
30代女性の年収相場
30代前半
288〜383万円「34.9%」
192〜287万円「32.2%」
384〜479万円「15.8%」
191万円以下「8.9%」
480〜575万円「4.2%」
576〜639万円「2.3%」
880万円以上「0.7%」
640〜799万円「0.6%」
800〜879万円「0.4%」
30代後半
288〜383万円「31.8%」
192〜287万円「29.3%」
384〜479万円「17.1%」
191万円以下「9.5%」
480〜575万円「5.6%」
576〜639万円「3.8%」
880万円以上「1.3%」
640〜799万円「1.1%」
800〜879万円「0.6%」
20代のボリュームゾーンは192〜287万円でしたが、30代になるとステージが1つ上がり288〜383万円の割合が一番多くなっています。
ただ、出産や育児などライフスタイルの変化にともなって年収191万円以下の割合も若干増えています。
40代女性の年収相場
40代前半
192〜287万円「28.6%」
288〜383万円「27%」
384〜479万円「17.8%」
191万円以下「9.6%」
480〜575万円「7.1%」
576〜639万円「5.7%」
640〜799万円「1.6%」
800〜879万円「0.9%」
1120万円以上「0.8%」
880〜959万円「0.5%」
960〜1119万円「0.4%」
40代後半
192〜287万円「29%」
288〜383万円「24.5%」
384〜479万円「16%」
191万円以下「10.6%」
480〜575万円「6.9%」
576〜639万円「6.9%」
640〜799万円「2.4%」
800〜879万円「1.3%」
880〜959万円「0.8%」
960〜1119万円「0.8%」
1120万円以上「0.8%」
40代女性の年収相場におけるボリュームゾーンは、20代と同じ287万円以下となっています。
年齢が上がって昇給する人は増えるものの、管理職に就くなど昇進して大きく年収をアップさせる女性はまだ“それほど多くない”ように見受けられます。
【業界/職業/職種別】女性の平均年収相場ランキング「第1位〜第5位」
専門職の収入は高い傾向があります。
さらに、専門職の中でも「比較的特殊」かつ「需要があるのに人数が少ない」仕事は“より収入が高い”ようです。
【産業/業界別】女性の平均年収相場
- 教育、学習支援業「500〜550万円」
- 学術研究、専門・技術サービス業「490〜540万円」
- 情報通信業「480〜530万円」
- 金融業、保険業「450〜500万円」
- 複合サービス事業「420〜470万円」
【職業/職種別】女性の平均年収相場
- コンサルタント(経営コンサルタント/リスクコンサルタントなど)「570〜610万円」
- 営業職(MRなど専門性の高い職種)「550〜570万円」
- 企画・管理職(法務/内部監査/知的財産/特許/財務/データアナリストなど)「490〜560万円」
- 金融業界での専門職(投資銀行業務)「520〜550万円」
- IT・通信系(プロジェクトマネジャー/ITコンサルタントなど)「480〜550万円」
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